コンサルタントの売上原価、経理上は粗利100%だが、実際は経費もかかる

コンサルタントの価格は不透明だと言われます。確かに、法外な報酬を請求するケースもあるようですが、価格には理由があります。

コンサルタントの「経理上の」売上原価

コンサルタントには経理上では売上原価がありません。商品の仕入原価や製造原価など、売上に比例する経費は確かにありません。ただ、実際には売りになる商品を作り出す過程でさまざまな出費がありますので、売上原価は掛かっているといえます。

 

コンサルタントが掛けている費用

商品を作るまでにかかっている費用としてあげられるのは、こんな内容です。

・研修費

商品となるコンテンツを産み出すのに投資しています

・新聞図書費

コンテンツの元になる情報を収集するのに投資します

・備品

コンサルタントを行っていくためのツールに投資します。

その他に接待交際費などもありますが、この辺は他のビジネスでも同じかと。人との付き合いから仕事が生まれていく場面がありますので、人付き合いも欠かせないです。

 

計上されない費用もある

コンサルタントとして活動している人の多くは、世に出てくる前に多額の投資をしていることが多いです。自分は資格を取るのに2年半かかりましたし、その後も大学院で2年勉強しています。そういった部分を費用ととして考えるかどうかですが、実際には借金をしたりして乗り切っている人も多いので、価値を認められるようになったら回収していきたいというのは自然なことだと思います。

自分も苦しかったときに金融機関から借金をして、今でも返済しています。

 

売上の一部を再投資する

コンサルタントは勉強して人様に価値を提供できるようになっても、勉強はその後も続きます。新しい情報を収集して、自分の物にしていかないと情報が陳腐化して他のコンサルタントに負けてしまいます。

自分は今月は売上の2割をセミナーや研修に使っています。週末6日+平日1日ですので、それなりの投資です。週末は事業承継のセミナー、平日はコンサルタントとしての価値を問い直す内容ですので、自分自身をパワーアップさせたいと考えています。

 

今年の自分のテーマは事業承継と創業の仕事を増やす事です。まだメニュー化できていないのですが、春先に時間が空いてきた段階でご提供を開始したいと考えています。

ご興味がありましたら、お問い合わせください。

 

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・創業:創業資金を確保するための事業計画を作りたい

・新事業挑戦:新しい事を始めるための計画を作りたい。事業評価を行いながら失敗しないように取り組みたい。補助金や融資など、これからの事業に必要な資金を調達したい

・多店舗展開、フランチャイズ:これから事業を大きくしていきたい。組織を急拡大したい

・事業承継:事業承継に向けた全体スケジュール作成、後継者の経営計画作成

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。まずはご相談だけでも問題ありませんので、お気軽に問い合わせていただければ。何らかのヒントはご提供できると思います。

 

あとがき

来週月曜日が大雪の予報。来週水曜日に事務所の引っ越しなので、降って欲しくないです。

一応の備えのため、本棚や本などは車に積んで帰ってきました。事務所にはディスプレイとイケアの大型バッグに入る程度の荷物のみになり、手に持って運べる範囲になりました。