開業時に考えるコスト、人件費について

事業に必要なのは、ヒト、モノ、カネと言われます。その中で最も予定と実際がずれてくるのはヒト、人材だと思います。

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事業にはヒトが必要

自分のようなコンサルタントであれば「ひとりビジネス」は可能ですが、通常は一人ではどうにもなりません。コンビニエンスストアであればバイトを10人以上置かないと24時間シフトは回せませんし、飲食業でも厨房とホールスタッフとで延べ10人近くが必要になります。

 

人件費は軽視しがち

フランチャイズでも通常の事業でも、人件費を見積もるときに簡単に正社員30万、アルバイト20万くらいで見積もってしまいます。しかし、実際には正社員であれば法定福利費用がかかりますし、研修費も必要です。もっと言えば、採用する前の段階、求人広告費用もかかります。月に20〜30万円の採用費用を掛けている会社も珍しく有りません。

社長の右腕となる人材であれば、福利厚生や通勤費を考慮すると月50万はかかってしまうと思います。

 

事業計画に採用、教育の費用を考慮する

創業計画を立てる際に、人件費は「頭数」で計算しがちですが、優秀な人材を雇うとなれば頭数では済みません。採用前の求人広告、採用した後の教育や研修費用も含めて考えるべきです。今ではアルバイトでも有給休暇を与えないとならなくなってきています。人件費を頭数で考えるのではなく、戦力化していくことを考えて見積もっておくべきなのです。

 

フランチャイズ加盟の時に、従業員を雇って戦力化してくことは軽視しがちですが、そこまで考えて計画しておくことが、開業後のスタートダッシュにつながるようです。

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・これから創業したい

・フランチャイズに加盟してみようかと考えている

・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。

 

あとがき

専門家は名刺にこだわるべきだと強く感じた一日でした。せっかく国家資格を持っていても貧相な名刺だと、能力が低いのではないかという印象に変わってしまいます。