金融機関からの借入返済が滞る際に元本返済を止めてもらうことがあるかもしれません。その際に重要なのは業務を抜本的に変えて、売上を拡大していくことです。
抜本的な経営改善
経営改善計画では、金融機関から実行可能な抜本的な改善を求められます。抜本的とは、小手先の取り組みではありません。先ずは事業の状況を見直して、徹底的に収益の出る分野に絞り込むということです。
そして、それほど儲かってない、今後儲かる事業については優先順位を下げて、今の収益を改善できる事業に集中することが求められます。
コスト圧縮だけでは十分でない
経営改善とかリストラとかで連想するのはコストカットだと思います。もちろん、不要なコストは削減しなくてはならないのですが、コストの圧縮には限度があります。まして、従業員に辞めてもらうとなると、周りの士気にも影響します。
ここで重要なのは、スタッフにこれまで以上に頑張ってもらうことです。光熱費や消耗品費の削減も必須事項ですが、コストの圧縮には限界がありますので、売上のベースを上げることを優先します。
まずは目標を掲げる
仮に売上を120%伸ばして赤字から脱却するという目標であれば、売上の元になる客単価か客数のどちらかを伸ばさなくてはなりません。
客数を伸ばすということであれば、既存客にリピートしてもらうか、新規の来店が必要になります。今がどのくらいで、今後どのようにしていくのか、目標数値を立て、目標達成に徹底的に取り組みます。ショートゴールとなる目標を決めて、どうやって達成するのか徹底してもらいます。
いろいろと言い訳もあるかもしれませんが、事業をやる以上は黒字が出ないと永続できません。黒字にするためにどうするか、徹底的にやるしかないのです。そのためには小手先のコストカットでなく、大胆に売上を伸ばすよう考えるべきです。
経営改善計画を策定するということは、かつては金融機関からの信用があり、ある程度のお金を借りたということに他なりません。かつての信用を取り戻すべく頑張る事業者様をサポートさせていただきます。
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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。
・補助金や事業計画のサポート
・売上増加につながるご支援
難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
あとがき
台風一過、いきなり酷暑になりました。暑さに弱い自分は睡眠不足です。