ChatGPT 補助金申請に使えるか?

毎日ニュースになっている、chatGPT。
少し遅いような気もしますが、補助金申請で使えるかどうか試してみました。

chatGPTについて

今更説明は不要と思いますが、念の為。
ブラウザでchatGPTのサイトを立ち上げ、質問を入力すると、
すらすら答えを上げてくれます。

試しに、「chatGPTとは?」と検索すると、以下回答されます。
ChatGPTは、OpenAIが開発した自然言語処理のモデルの一種で、GPT-3.5というアーキテクチャを採用しています。ChatGPTは、テキストを入力として受け取り、それに基づいて回答を生成することができます。ChatGPTは、機械学習によってトレーニングされ、大量のテキストコーパスを基に、人間が使用するような自然な言葉や文法を理解し、それに応じた回答を生成することができます。ChatGPTは、チャットボット、自動翻訳、文章生成などのアプリケーションに利用されています。

chatGPTを使うには、以下サイトで「Try chatGPT」というボタンを押して、
IDを作ると使えるようになります。
chatGPT TOPページ
→メールアドレスや電話番号を登録すれば使えます。英語で質問してきますが、
google翻訳しながら入力しました。

補助金申請で使えるか?

使えるかどうかといえば、優秀なアシスタントで「補助的に使える」という感じです。
実は、建設業のお客様の仕事を引き受けるために「足場関連工事」のことを調べていました。
自分は足場組立のことが全くわからないのですが、効率よくヒアリングするために足場組立のことをネットであれこれ事前に調べるのですが、chatGPTが要点をかいつまんで教えてくれました。

これまでは、真偽の怪しいサイトをあちこち見て、全体像を把握していたのですが、
要点を整理してくれるので、よりイメージがわきます。

Q:足場の組み立て手順を教えて

建設現場での足場の組み立て手順は、以下のようになります。

1.足場の設計図を確認する。
建設現場によって、使用する足場の種類や設計が異なるため、事前に設計図を確認することが必要です。

2.基礎の設置。
足場の基礎を設置する必要があります。基礎がない場合は、地盤にピンや支柱を打ち込んで基礎を作成します。

3.ポールを組み立てる。
ポールを地盤に固定し、上部に梁を取り付けます。ポールは、足場の高さに合わせて調整する必要があります。

4.補強材を取り付ける。
足場の梁とポールを補強するため、補強材を取り付けます。

5.足場板を設置する。
足場板を取り付け、足場の面積を広げます。足場板は、梁と平行に配置されるように設置します。

6.はしごを設置する。
足場にはしごを取り付け、安全に上下できるようにします。

7.安全対策を行う。
足場の周囲には、安全対策として手すりやネットを取り付けます。必要に応じて、足場の使用に関する注意事項を表示します。

以上が、足場の組み立て手順です。足場を組み立てる際には、安全に配慮して作業することが重要です。また、作業を行う前に、建設現場の安全規則や法令を確認することをお勧めします。

深堀り質問すると・・・

更に、深堀した質問で「先行手すり」の取り付けについて聞きました。
なお、自分の聞きたいことを引き出すのに、「後付けするには?」という質問キーワードを見つけるまでに何回かかかりました。

Q:足場組立で先行手すりを後付けするには

足場組み立て作業において、足場に先行手すりを後付けすることが必要になった場合、以下の手順に従って作業を行うことができます。

1.安全確認を行う
足場に先行手すりを後付けする前に、周囲の安全を確認します。足場が十分に安定していること、作業場所が高所であることを考慮し、作業員は安全帯を着用する必要があります。

2.手すりを取り付ける場所を決定する
足場に取り付ける先行手すりの場所を決定します。先行手すりは、足場の高さに合わせて取り付け位置を決定します。

3.取り付け用の部材を用意する
先行手すりを足場に取り付けるための部材を用意します。具体的には、先行手すり用のポール、手すり本体、ボルト、ナット、ワッシャーなどが必要です。

4.先行手すりを取り付ける
足場に先行手すりを取り付けます。ポールを足場に固定し、手すり本体を取り付け、ボルトやナットでしっかりと固定します。先行手すりを取り付けたら、手すり本体の高さを調整して、手すりが足場板と水平になるようにします。

5.動作確認を行う
先行手すりを取り付けたら、十分に固定されていることを確認し、手すりがしっかりと支持されているかどうかを確認します。また、足場が十分に安定していることを確認した上で、作業員が手すりを使用して、安全に昇降できるかどうかを確認します。

以上が、足場に先行手すりを後付けする手順です。作業を行う際には、安全に配慮し、必要な工具や部材を用意することが重要です。また、作業を行う前に、建設現場の安全規則や法令を確認することをお勧めします。

実際の作業について、これだけ教えてくれれば十分です。現場の職人との「通訳」をしてくれる感じです。
例えば、おまんじゅうを作る工程をヒアリングした際、「生地を作る」→「あんこの玉を作る」→「あんこを生地でくるむ」という手順を聞くだけでも結構大変ですから。
職人さんは当たり前すぎて、なんとも思っていないことですが、こちらは予備知識がないので、何から始まるのかも分かっていません。全体像を教えてもらえれば十分イメージがわき、どこに問題があるのかも把握しやすくなります。

補助金申請にどう使うか?

補助金の申請書作成には、ざっと以下の手順が必要になります。
1.現状の会社概要や業務プロセス、問題点把握
2.設備導入によって変わることを説明
3.設備導入後の収支改善取り組みと計画を説明

対話型のAIに期待することは、この辺りです。
AIに教えてもらったことを参考にして、自分なりにアレンジします。
・業務プロセスの予備調査
・業界全体の問題点と今後の展望把握(SWOTの外部環境調査)
・今後の展望を描くに当たって、市場規模などを把握

対話型というインターフェイスだと難しそうですが、
今後の収支についても、丸投げできてしまうかもしれません。

一方、ビフォーアフターのストーリー作りはAIでは難しいかもしれません。
好き嫌いだったり、熱を入れて説明したりという部分は人間に残された仕事であり、
人が審査している限りはそこが大事なように感じます。
ただ、申請書の審査をAIがするとなると、申請書づくりもAIの方が総合的に良いものになるかもしれません。

なお、以前に考えた内容はこちらです↓
ChatGPTとコンサルの違い、違いを出すために

《あとがき》
週末は長野県の蓼科高原へ。
満開の桜が綺麗でしたが、朝晩の冷え込みは強烈でした。
せっかくの温泉にも入らず、暖房効いた部屋から出ずに過ごして早々に帰ってきました。
これから半年間、何回蓼科高原に行けるか楽しみです。