au、今日から値下げプラン解禁〜プランが複雑すぎて効果には疑問

auの料金プランを大幅に引き下げると発表がありました。5年近くauユーザーの自分としては気になる所でしたが、内容的にはメリットなさそうです。次の端末は縛りのないSIMフリーにしようと改めて思ったところです。

auの新料金プラン

今回の料金プランはデータ通信を沢山使う人向けの「フラット」とデータ量が細かく刻まれている「ピタット」に分類されます。確かに、今までのプランと比べると安いのですが、その分「毎月割」と言われる端末購入代金の補助がありません。

従って、現時点で購入代金の補助を受けている場合には、補助を止めて新プランに移行するか、従来通りのプランを継続するかという選択になります。自分の場合は毎月2,445円の割引を受けていますので、新料金プランで1,000円程度下がるよりも従来プランを使います。従って、自分にはメリットがありませんでした。
ただ、古い端末で購入代金の補助が終わってしまっている場合には新プランに切り替えれば安くなります。

auの電話を使っているメリット

現状では格安SIMと言われるMVNO事業者（自前で通信インフラを持たず、通信サービスのみを提供、一般的にはNTTの回線を使用）が沢山あり、料金もシンプルで安いです。わざわざauと契約しているのは「電波が安定している？」というメリットがありそうだという判断です（実際には影響ないように感じますが・・・）。

自分の場合は、今の事務所が隣にビルが建っていて電波が入りづらいので、auからレピーターと言われる電波を引き込む機器を貸してもらっています。そのため、料金が高いという文句を言えた立場ではありません。

ただ、電話でのやり取りは大嫌いで極力避けていますので、次の買い換えの時には電波が入らなくても良いかなと感じています。

携帯電話会社のプランは分かりづらい

MVNOは料金プランを競っていますので、プランそのものがシンプルで分かりやすいです。一方、通信キャリアは高い料金を覆い隠すために様々な割引プランを入れ、一度契約したら逃がさないように縛っていますので、非常に分かりづらい料金プランです。そして、短期で買い換えたり他の会社にチェンジする人には有利で、契約見直しをせずに放置している長期ユーザーから高い料金を取って、短期利用者へのキャンペーン支出分を補填する構造です。

実際は携帯電話会社は巨額の利益を得ていて、auの場合は約9700億円の利益を計上しています（2017年3月期）。売上が約4兆7400億円で営業利益率は19.2%の高収益起業です。

自分の場合は戸建ての家にauの光回線を引き込んでいるので、そのまま携帯電話も使っているのですが、料金プランを複雑にしたり、問い合わせしたくても連絡先が分かりづらかったり、あちこちたらい回しにされるという状況には嫌気がさしている部分があります。家の回線は工事が必要なので手を付けませんが、携帯電話はチェンジしても良いかと思います。