今日の日経新聞に「三菱東京UFJ銀行、企業の普通預金に手数料」という記事が出ていました。自分も法人口座を作ったばかりでもあり、零細企業への影響を考えてみました。
マイナス金利とは
文字通り読むと、お金を預けて利子をもらうのではなく、お金を預けることで逆に利子を払うことを意味しています。実際、街中の金融機関は日本銀行からお金を出し入れしていますが、日銀にお金を預けると0.1%の金利を払うようになります。
それによって、金融機関の手元資金を眠らせないで、企業などに貸し出しをして、経済を活性化させなさいという意味が込められています。
自分は経済学者ではないので、この位の理解をしています。
新聞記事の内容
見出しだけ見ると、企業から手数料とあるのでびっくりしましたが、当面は大企業を対象に口座手数料を検討しているというものです。中小企業や個人については定期預金の金利引き下げは検討するものの、口座手数料の導入は見送るようです。
ただ、記事の一番下に「マイナス金利が先行されて導入されている欧州では、経営体力の弱い小規模の銀行は個人預金にも口座手数料を適用している例がある」と気になることが書いてありました。
実際のところ
法人口座については、口座を作る際に費用などはかかりません。しかし、実際には、銀行の窓口は15時までしか空いていませんので、その時間に合わせていたら仕事になりません。多くの会社でネットバンクを利用しているのではないかと思われます。
ネットバンクを利用するとき、個人は無料ですが、法人は有料のところがほとんどです。ネット系の銀行やゆうちょ銀行は無料ですが、できない手続きもあるので、通常は銀行か信用金庫にも口座を作ります。
自分は信用金庫にネットバンクの使用料として月1,500円(税別)を払っています。将来、こちらの費用が値上がりするのではないかと考えられます。
また、個人はネットバンクが無料ですが、そちらも有料化するのではないかと推測されます。口座を作ることに利用料を取っていたら、利用者の反発を招くでしょうから、便利なサービスを使っている人に対して、サービス利用料を取るという方向です。
自分の場合、そうなったら、個人口座はネットバンクを使うようにしますが。
水と空気はタダといわれていましたが、飲み水はペットボトルの有料の水を飲むようになりましたし、空気清浄機のある家庭が増えています。銀行のATMも無料で当たり前に使っていましたが、有料になる時間が増えるかもしれませんね(窓口と同じ15時までとか)。
なお、このあたりは自分の個人的な考えですので、金融機関の方からヒアリングしたものではありません。
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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
あとがき
自分は住宅ローンを抱えていますが、金利を固定してしまいました。残り7年間は高い金利を払い続けます。変動金利のままにしておけば良かった。。。