スモールビジネスの支援は徹底的にサポートする!

この10日ほど、街中の小さな本屋さんの経営診断をしていました。改めて感じたのが、なるべく具体的に分かりやすく支援することです。

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経営診断とは

経営診断では、診断対象の企業に入り込んで、徹底的にいろいろなことを調べ尽くします。店のレイアウト、来店者の店内での行動および歩いた動線、店舗外での街中インタビュー、競合店の調査、社長だけでなく従業員へのインタビュー、その他、売上記録やポイントカードも確認します。

今回はPOSへの入力がほとんど無かったので、紙のデータを2ヶ月ほどいただいて、手入力しての分析も行っています。徹底的に調べ上げた後、今後どうしていくべきか経営戦略を立てて、具体的な取組について提案内容を作り上げていきます。

なお、今回は診断をされる方へのインストラクターであり、直接診断業務をしていた訳ではありません。

 

経営者の反応

前半10日、後半10日のプログラムで診断を行いますので、アウトプットとして240ページにわたる力作ができました。担当したみなさんが2時間近くのプレゼンを行いました。経営者は真剣に聞かれていましたが、戦略については質問がありませんでした。それよりも、競合店の調査や業界内で変わった動きをされている店舗を見てきた際の調査について関心があるようでした。

そして、従業員にも同席してもらいましたので、その方々はレイアウト提案やLINEを使ったプロモーションに興味を示していました。そして、できればもっと踏み込んで欲しかったという反応でした。

 

スモールビジネスで求められる支援

スモールビジネスには経営資源がないと言われるのですが、最も足りないのがマンパワーです。経営者はいろいろなことを勉強しているのですが、現場で考えて手を動かす従業員がいないのです。そこで戦略がどうの、5年後の経営目標がどうのといっても、二の次になります。

求められているのは、先にも述べた競合の動きや先進事例、現場をどのように変えていくのかという具体的な提案でした。

実際、自分も小さいながらも会社組織にして、経理のことを中心に分からないことがあります。すぐにでも使える、具体的な情報をもらえると本当に助かります。

自分の場合は、フランチャイズ本部の立ち上げやフランチャイズを活用した独立創業については、これまでに沢山の経験をしてきていてご支援のノウハウもございます。これからも分かりやすく具体的な支援を心がけていきたいと改めて思いました。

 

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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

研修施設に3泊していて、久々に事務所に戻ってきました。何が快適って、Macを使えることです。経理ソフトなどいろいろと入っているのでWindowsのマシンを持って行きましたが、スムーズに動くMacだと生産性が高まります。