個人事業者が法人成りする準備⑤事業計画を作る

私は2008年12月に独立開業して、その後ずっと個人事業としてやってきましたが、この1月に法人成りしました。いろいろと考えることがあったので、参考になればと記してみます。

 

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事業計画の必要性

事業計画は文字通り、どういう事業をしていくのか、その結果どの位の売上が立ち、最終的に収支がどうなるのかを決めるものです。起業する際には必ず作るものだと思いますが、自分の場合は長いことフリーでやっているうちに曖昧になっていました。

 

売上の見込みを作る

何かを仕入れて販売するというビジネスであれば、仕入れルートを押さえるか、商品を販売するための店舗やホームページを作ることで売上が実現します。ただ、独立士業の場合は、どうやって売上を作るかは人それぞれです。

年間である程度見込みが立つ仕事と、スポットで入ってくる仕事、これから作っていく仕事があります。

 

売上見込みが立つ仕事

見込みが立つ仕事は、年間で予定が決まっていて、自分がその中に入って仕事するものです。例えば、研修の講師や外部コンサルタント会社のパートナーとして動くことが決まっているものです。研修講師であれば、今から夏の予定まで決まっていますし、国の施策に従って動くコンサルタントであれば、自分が稼働する時期は決まっています。

 

スポットの仕事

スポットで入ってくる仕事は、公的機関からの依頼などです。これについても現段階で内々に話しができていますので、いつぐらいにどの位の件数が来るのかは予測できます。また、セミナーなども、時期的なものはある程度見込みが立っていますので、いつどの位の稼働になるかは分かります。

 

チャレンジする仕事

分からないのは、これから仕掛けていこうとする分野です。自分の場合は、自前のセミナーを開催して、そこから定期的に支援していくお客様を獲得しようとしています。分からない部分については、見込み案件として、売上に確率を掛けることで見込み売上を作っています。

例えば、経営改善計画を今年3件策定支援するとして、計画策定費用の60万を7月、9月、11月に見込みますが、今のところの確率は40%で見込んでいます。その場合は、売上見込60万×確度40%= 24万円をそれぞれの月に予算として組み込みます。その売上が取れないのであれば、代わりになる仕事をとることで全体の売上見込みをキープします。

 

収支計画にする

売上と違って、費用はある程度見越すことができます。最初は自分一人の会社ですし、仕入れなどはありませんので、事務所家賃や交通費、自分の人件費などが費用になります。

ただ、確実にお金が出ていきますので、それを上回る売上を上げて行かなくてはなりません。

 

自分のケース

自分は売上見込が100%達成できれば1500万円になるよう計画を立てていますが、確度を入れて計算して、予算としてはそれよりも低い数字で目標にしています。会社を作ったからには、予算を高い水準で達成すること、売上を上げるために周りと連携して仕事を取っていきたいと考えています。

 

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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

九州旅行も本日で5日目、最終日です。天気は良くありませんでしたが、PM2.5がそれほど飛んでいなくて、楽しく旅行できました。