QBハウスの新業態、2000円カット、これまでとの違いは好立地?

QBハウスと言えば1000円カットで有名です。安い代わりに、こちらのオーダーは一切受け付けないという特徴がありますが、何か変わるのでしょうか?

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2000円カットの名称はFaSS(ファス)

今日の日経MJに出ていたので興味を持ったのですが、既にHPが立ち上がっていて、9店舗が展開されているようです。

http://www.fasssalon.com/

東京限定で、新宿、下北沢、代官山、中目黒といった一等地に出店し、シャンプー無し、予約無しで20分カットを提供しているようです。

通常の1000円カットだと10分で終わるので、少し丁寧に切ってくれるようです。

 

QBハウスは、客が相手に合わせるスタイル

1000円カットのQBハウスは好き嫌いが分かれるお店です。私が10年くらい前に行っていた店舗(丸の内の近く)では、髪型の変更は一切受け付けず、伸びた分を切るだけなので、こちらから要望を出せるのは長め、短めということだけでした。自動販売機でチケットを買うのですが、1000円札しか受け付けず、近くのコンビニで両替してから列に並ぶように言われます。

場所柄もあっていつでも混んでいるのですが、接客してもらっているという感覚は全く無く、生理的に伸びてしまった毛髪を単に切りに行くというドライな感覚しかありません。

むろん、それで良いという人も沢山いますし、自分も散髪に1時間もかけるのが嫌でよく行っていました。

 

2000円カットの成立条件

街中にはQBハウスを模倣した1500円前後の低価格カット店が複数あります。自分が使っている小さな駅でもその価格帯のお店が2カ所あるくらいです。サービスは正直今イチですが。

そこで敢えて2000円を取るには、「スピーディ、予約受けない、少し丁寧に接客」というところでしょうか。いずれも美容院の激戦地という立地ですので家賃が高くて、付加価値をアピールしていこうという狙いが伺えます。ただ、1000円カットとサービスが変わらなかったら、利用客はそちらに流れるはずであり、2000円にして良かったと思わせる理由があるのではないかと思います。

これまでの1000円カットとの違いを確かめてみたくなりました。

 

 

◆自己紹介

私、山下哲博はサービス業や流通業の小規模事業者向けのビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・フランチャイズを中心とした創業

→本部選びや創業時の計画、創業時の融資獲得

・フランチャイズ化とのれん分け

→多店舗展開、店舗の収益力向上

・補助金や融資などの経営計画づくり

→認定支援機関として、補助金の計画作成や日本政策金融公庫と連携した
融資サポート

これまで経験してきたことを元に、難しいことを分かりやすく、経営者のこれからの道筋が明確になるよう、サポートさせていただきます。

 

あとがき
自分は近所の床屋さんで散髪しています。ご近所さんなので便利なのですが、顔を合わせることもあるのでチェンジしづらいという点もあります。