2023フランチャイズ・ショー、ゴルフFCの印象

本日まで開催されていた、フランチャイズ・ショーに出典されていたゴルフ関連のフランチャイズについて記してみます。

ゴルフブーム

ゴルフは中高年がやるスポーツという印象があり、実際にコースに出ても年齢層が高いです。ざっと40代くらいから、上は80代まで。中心は60代〜70代という感じです。

以前は昼からガンガン飲んでいる人や、プレー後にお金の精算(いわゆるニギリです・・・)している人が多かったですが、最近はスマートになってきました。特にコロナ禍の後は純粋なスポーツとして楽しんでいる人が増えたように思います。

そこで増えているのが「インドアゴルフ練習場」です。以前は狭いスペースでボールに当たった打感で打球を判断していましたが、今はセンサーの進歩で、距離や方向、当たった時の角度(上下、左右)が表示され、外の練習場よりも状況がわかります。

 

フランチャイズ・ショーに出ていた、インドアゴルフFC

一番目立つブースを出していたのが「ステップゴルフ」です。以前からフランチャイズ関連の展示会には積極的に出ていて、社長さんが日本インドアゴルフ協会の代表理事をされています。

最安価格4,980円で通い放題というサービスは画期的です。施設のグレードによって4種類のタイプで展開しています。

トナリノゴルフ」は最新鋭のゴルフシミュレーターを設置し、無人の練習施設を展開しています。1店舗で1ブースしか設置せず、「貸し切り」感を出しているそうです。1ブースしかなくても、月会費単価2万円で会員50名確保すれば無人店舗で月商100万円稼げます。家賃と光熱費、清掃費、設備の償却費を除けば利益ですので、効率が良いかもしれません。

もう1つは「Golf Performance」です。こちらは完全個室でレッスンプロがマンツーマン指導をするのが売りです。チケット制になっていて、マンツーマンレッスンとラウンドレッスン、クラブのフィッティングなどもセットになっています。

HPを見ると、一番安いトライアルコースがレッスン6回、コースでのラウンド指導1回、クラブの診断・フィッティング1回で税込み107,800円です。実際に6回のレッスンでゴルフが劇的に上手くなるかは人次第ですが、マンツーマンレッスンをしっかり受けられるのは魅力です。

 

インドアゴルフFC について

ゴルフがブームであること、今までの屋外練習場にない良さもあって、インドアゴルフが人気です。屋外だと真夏や真冬は練習するのも厳しいですし、施設のメンテナンスにも大変手間がかかります。そして、打席の予約を取っていない練習場が大半ですので、週末などは混雑していて待ち時間が発生することが多いです。インドアだと練習時間を予約できますので、時間を効率的に使える点がメリットです。

 

今はプロのコーチがレッスンする施設が大半ですが、この先はAIを活用した無人指導・練習の施設が増えていくのではないかと思います。

 

《あとがき》

フランチャイズの開業パッケージを1,000万円から1,500万円くらいに抑えて、加盟希望者を集めやすくする戦略もありますが、最近増えてきているのが「安いものよりも良いもの」への流れです。

人件費高騰や原価の高騰などで、安く提供するよりも、高くても興味のある人に提供して行く方に流れるのは必然だと思います。