来年度(2023年4月以降)の補助金情報

今週、来年度の補助金に関する情報がバージョンアップされました。
事業再構築、ものづくり補助金、小規模事業者持続化補助金、IT導入補助金、事業承継補助金です。

生産性革命推進事業

人手不足等の構造変化に加え、働き方改革や被用者保険の適用拡大、
賃上げ、インボイス導入など複数年度にわたり、
相次ぐ制度変更に対応するためというお題目で設定される補助金です。
上記の事業再構築補助金以外が対象になります。

ものづくり補助金 最大5,000万円の設備投資補助
持続化補助金 最大250万円の販路開拓補助
IT導入補助金 最大450万円のITツール補助
事業承継、引き継ぎ補助金 最大800万円の支援

中小企業庁の最新情報の一覧

事業承継・引き継ぎ補助金の使いみち

通常の補助金は「設備投資」、資産として残るものに補助が出ます。
この補助金は、「事業承継やM&A」をした後の経営革新、M&A後の専門家活用に出ます。
具体的には、経営革新時の設備投資や販路開拓、
M&A時のアドバイザーや仲介にかかる費用、デューデリジェンスや
セカンド・オピニオンなどが対象になります。
その他、事業承継やM&Aを行って廃業する際にも、
原状回復費用や在庫処分費に対しても出ます。

補助の通常額と上限が適用されるケース

・ものづくり補助金の通常補助額(一般枠)は750-1,250万円ですが、「グリーン枠」4,000万円+大幅な賃上げ1,000万円で合算で5,000万円が出ます。
ただ、グリーン枠では「温室効果ガス排出削減取組」が必須になります。
その他、「グローバル市場開拓枠」でも3,000万円+大幅賃上げ1,000万円の合計4,000万円が出ます。

・小規模事業者持続化補助金では、通常枠は50万円ですが、
インボイス発行事業者に転換する場合は50万円プラスになります。
そして、賃上げや事業規模拡大を目指す「成長・分配強化枠」「新陳代謝枠」で200万円+インボイス転換50万円の250万円になります。

・IT導入補助金は通常枠で450万円まで出ます。
なお、誤解が多いのですが、IT投資なら何でもでるというものでなく、IT導入補助金の対象となっているITパッケージが対象で、ITベンダーがIT導入補助金の申請をして認められているものを導入することが必須です。
そして、複雑な事業計画を出す必要はありませんので、外部のサポートは不要です。

・事業承継・引き継ぎ補助金では、経営革新事業に600万円、一定の賃上げを実施する場合にもう200万円出ます。

補助金は申請の手間がありますが、返済の義務がありませんので、
事業を次のステップにすすめるための軍資金として活用してみてはいかがでしょうか。
なお、事業再構築補助金について過去に書いたものがありますのでご参考まで。

事業再構築補助金、産業構造転換枠の創設

事業再構築補助金、9次申請、10次申請の違い

《あとがき》
本日、新しいPC、MacBook Airが届きました。
iPhoneやiPad、Air Podsなど、APPLE製品との連携が素晴らしいですね。
マウスを使わなくてもスムーズに操作できますし、バッテリーの持ちも、
発熱しないのも素晴らしいです。