今年になってから個人事業を始めた方からの問い合わせを受けました。創業したのだから補助金・助成金があるはずなので教えて欲しいということでした。
創業補助金
ここ何年か、4月になると創業補助金の公募が行われます。そして、今年も平成29年度予算として、4月早々に公募が始まる予定です。
→昨年の創業補助金はこちら
ただ、昨年の例では、「応募総数2,866件、採択総数136件」と狭き門です。
補助金獲得のメリット
補助金もらえるのだからメリットがあって当然と思われるでしょうから、お金以外のメリットを並べてみます。
・自分の計画が他の人に評価された(分かりやすい計画)
・補助金をテコにして、事業を拡大できる
・他の補助金についても同じように申請できる(申請のコツが分かる)
この補助金は、他の人が納得するくらい、事業計画を作り込んで他の事業者の模範を作り出したいという狙いがあります。国が補助金を出すには狙いがありますので、その狙いをくみ取れば、少しは有利になるかもしれません。
補助金獲得時に検討する事
補助金というと事業に必要なお金をもらえると連想する方が大多数です。しかし、実際は事業を行った後に、そのうちの半分とか3分の2が戻ってくる仕組みです。従って、以下検討する必要があります。
・先に事業に必要なお金を調達する必要がある
・補助金で使える経費は予め決まっている
・いろいろと書類のやり取りが発生する
・補助金を使った事業で収益が出たら返納する必要がある
・計画が採択される保証はない
・パソコンやプリンタなど、汎用性のあるものは購入できない
創業補助金の場合
創業補助金を狙う人は多いのですが、実際には使える経費が限られています。公募要領が出たら経費を確認してください。
最初から従業員を雇ったり、事務所を構えたりする場合には良いのですが、自宅でのスモール起業だとお金の使い道があまりありません。自分の場合、個人事業主として開業するときには手持ちのパソコンでスタートしました。当時、10万も使っていないと思います。Jimdoという月額で利用できるサービスを使ってホームページを立ち上げたのとロゴ作って名刺作った位でした。
補助金申請はお手伝いしているのですが、創業補助金については採択率が低すぎますのでお手伝いするのを控えています。経営力向上計画や経営革新計画についてはどうぞお問い合わせください。
◆自己紹介
私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。
・これから創業したい
・フランチャイズに加盟してみようかと考えている
・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい
こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。
あとがき
今晩はサッカーW杯最終予選の天王山、アウェーのUAE戦です。勝ち点3を取って欲しい!