小さな会社の場合、必ずしも成長戦略を取ることが最適解ではありません。ただ、会社として最低限の売り上げも必要です。
スモールビジネスの収支均衡
これから事業を立ち上げようとする方の中に、「自分が食っていければ良い」という考え方をされる方がいます。ただ、いくらあれば食っていけるかを考える必要はあります。
例えば、月に20万しか売上が出ないのであれば、100%粗利になるコンサル業であっても正直厳しいです。
実際には、生活費+将来への投資+社会保険料が必要なので、自分一人の個人事業でも最低30万は売上がないと続きません。
売上不振に悩む法人の防衛策
売上が出ていない法人の中には、役員報酬を出さない、自宅で開業する、会社の費用にしないで個人で支出するというやり方を取っている所もあります。ただ、過去に大きく稼いでいたとか、他にも会社があるとか、何か他の収入減が無いと続きません。
どこかでリスクを取ることも必要
現状維持のまますくんでいては、維持ではなく緩やかな衰退になっていきます。今仕事があっても、将来の仕事を保証してくれるものではありません。現状を維持しつつも、新しいことにチャレンジしていくことが必要です。チャレンジした結果、違う仕事が入ってきたり、今の仕事の価値が上がったりということにつながります。
新事業立ち上げ
リスクを取って新しいことをやってみようというのは、常に意識しておくべきだと思います。目の前の仕事に没頭しているうちに、その仕事のニーズがなくなってしまうということはありがちです。
ただ、経験のない分野であれば、どうやれば上手くトライアルしていけるのかを考えていくのが良いでしょう。いきなり、多額の投資をすることはお勧めしません。「社運をかけて」というチャレンジはするべきでなく、早い段階から少しずつ種まきをしておくべきです。
経営計画という点では「経営革新計画」「経営力向上計画」「早期経営改善計画」などがあります。計画作成という点に興味がありましたらお問い合わせください。
◆自己紹介
私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。
・創業:創業資金を確保するための事業計画を作りたい
・新事業挑戦:新しい事を始めるための計画を作りたい。事業評価を行いながら失敗しないように取り組みたい。補助金や融資など、これからの事業に必要な資金を調達したい
・多店舗展開、フランチャイズ:これから事業を大きくしていきたい。組織を急拡大したい
こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。まずはご相談だけでも問題ありませんので、お気軽に問い合わせていただければ。何らかのヒントはご提供できると思います。
あとがき
全く経験のない分野にフランチャイズ加盟で挑戦するというケースもあります。フランチャイズのメリット・デメリットを考慮した上で、無理ない範囲でやるならOKです。