価格下落の影響~右肩下がりのガソリンスタンド業界

ガソリンの値下がりが言われていますが、本日、環八沿いでレギュラー99円の看板を見ました。1年前は170円位だったので嘘のようです。

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ガソリン値下がり

原油価格の下落が伝えられています。日本は原油を輸入に頼っていますので、値下がりは本当にありがたいことです。しかし、物事には限度があります。冒頭にも書いたように、1年前から半分近くの価格に下がってしまうのは行き過ぎでしょう。

スーパーでペットボトルの水を買うと2ℓのペットボトルで100円位です。水は原産地から汲んで来て殺菌すれば出荷できますが、ガソリンは原油を加工してできるものです。地下の深くからくみ上げて、精製してようやく商品になり、中東からはるばる運んで来て、水の2倍位の価格で流通されています。いかにガソリンの値下がりが急に進んだかが分かります。

 

単価が下がるビジネス

単価が下がり続けるというのは、需要に対して、売り手がたくさんいることで発生します。ガソリンの場合は、仕入値も半額以下になるかもしれませんが、人件費や家賃などの経費も同じように寝上がります。

ガソリンが170円から100円に値下がっても、家賃や人件費の負担が変わることはありません。元々、ガソリンスタンドを運営している会社にとっては、急な値下がりによる経営への影響は痛手でしょう。

 

以前、シルバービジネスの公園で、介護保険制度の改訂で、通所介護施設の受取額が最高で1割近く下がったという話をさせていただきました。ガソリン値下がりのニュースを見ると、介護保険の1割ダウン位が可愛いものにに思えてきました。

 

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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

お腹を壊していたので、おおよそ10日ぶりにお酒を飲みました。久々に飲むと美味しいのですが、酔っ払います。これをきっかけに、自宅での飲酒は基本止めようと思っています。