本日、ものづくり補助金の公募開始のニュースが飛び込んできました。今回は4月13日で申請の締切と、2ヶ月ほどの短期決戦です。
ものづくり補助金
補助金の事業概要にはこうあります。
国内外のニーズに対応したサービスやものづくりの新事業を創出するため、認定支援機関と連携して、革新的なサービス開発・試作品開発・生産プロセス改善を行う中小企業・小規模事業者の設備投資等を支援します。
申請様式は2つあります。「ものづくり技術」と「革新的サービス」です。
ものづくり技術
「特定ものづくり基盤技術」を活用した、革新的な試作品開発、生産プロセスの改善を行って、生産性を向上させる計画であることが必要です。また、どのように他社と差別化を果たし、競争力を強化するかという視点が必要です。
申請書を書く際には、生産プロセスの改善だけでは十分でなく、市場のニーズがある分野に対する投資であること、競争力を高める投資であることが求められます。
なお、「特定ものづくり基盤技術」については、「中小ものづくり高度化法」に規定されているものですので、どの技術に当てはまる計画なのかを書かなくてはなりません。
革新的サービス
「中小サービス事業者の生産性向上のためのガイドライン」に示された方法で行う、革新的なサービスの創出、サービス提供プロセスの改善であることが必要です。こちらも、ものづくり同様、市場ニーズの明確な分野であること、競争力の高まる取組であることが求められます。
高度生産性向上型
こちらは今回初めて制定されました。通常の一般型だと補助上限が1,000万円ですが、こちらだと3,000万円の補助が出ます。こちらはIoTなどを用いた設備投資が求められます。従来は単独機械での自動化だったものを、複数の機械がネットワークで接続され、そこから収集される各種情報・データを活用して監視、保守、制御、分析のいずれかを行うこととされています。
ものづくり補助金については、昨年11月からオーダーが入っていて、今回もフル稼働することになりそうです。
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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
あとがき
今日から公募なのに、早くも複数の案件が手元に来ました。税理士さんの確定申告ではないですが、超繁忙期の到来です。