顧客の要望はケースバイケース〜最適解は相手によって違う

今日は相談相手からの思いがけないコメントをいただきました。どういうアドバイスをすれば良いのか改めて考えるきっかけになりました。

相談を受けた時の解答

自分は様々な相談を受けると、手元のiPadで情報検索して見せてあげることが多いです。

単に「それは・・・ですよ」と解答するよりも、自分の結論的な内容をwebサイトで見せて上がると相手が納得するからです。

その他、手元のノートに図を書いたり、箇条書きにしたりと、単に言葉で返すだけでなく、相手の理解が深まるように手元で書いて示すこともします。

 

目で見て納得してもらう

相談に来られる方は、こちらに期待することがそれぞれであり、単に正しいことを正論で返答するだけでは納得しないことも多いです。そのため、解答してあげて、それが他の人のブログであったり、ニュース記事であったりという内容を即座に検索して示すことができると、向きになって反論してくることが無くなります。

全ての相談に絶対的な解答はないのですが、画面で見せることによって、素直に「一つの意見」として受け入れてもらえるようになります。

 

情報を紹介して失敗した例

こちらは相談に来られた方について、全ての情報を把握しているわけではありません。そのため、こうした情報提供では相手にとって不満なこともあるようです。今日いただいたお話はその典型です。

「100円ショップで売っている掃除道具で十分というけど、具体的にどこのショップで何を買えば良いか教えて欲しい」

「いろいろと情報提供してもらったのはありがたいけど、どれか一つに決めて欲しい」

実は、この相談相手は外国出身の方でした。100円ショップで好きなのを選べば良いとか、ホームページの制作事業者の中から選べば良い、ということだと選択肢が多すぎるようでした。通常は、これだけお示しすれば、その中から適当に選ばれるのですが、実際に導入を決めるところまでご提案すれば良かったようです。日本語がペラペラなので問題ないと思ったのですが、webサイトを見たり検索したりということは苦手なようでした。

 

コンサルタントは単なる相談であっても、相手の求める解答レベルを探りながらお示しするべきだなと改めて感じました。解答をこちらが押しつけるよりも、様々な選択肢を提示して考える糸口をお示しする方が役に立つと思っていたのですが。
今後の相談では気をつけたいと思います。

◆自己紹介

私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・これから創業したい

・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい

・フランチャイズに加盟してみようかと考えている

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。

 

あとがき

自分は「既読」が付くのが嫌でLINEを使わない主義だったのですが、昨日設定をいじっていて、外部から検索される状態になってしまったようです。すぐにオフにしたのですが、時既に遅し。何人かからご挨拶があり、返信する羽目になりました。FacebookやLINE、特にLINEはスマホやタブレットでないとできないので苦手です。