フランチャイズ本部の説明会に行って、これはどうかな?と思えるフランチャイズ本部が出てきたら、本気で検討してみてください。その際に重要になるのは店舗の状況を確認することです。本部で素晴らしいプレゼンを聞いて感動したとしても、店舗を見ないと本当のことは分かりません。
店舗を見る理由
フランチャイズ本部では、事業環境や加盟を考えているフランチャイズのビジネスモデルなど、素晴らしい点についてプレゼンを聞いて、心が動かされるでしょう。そもそも、ビジネスモデルをプレゼンする才覚がなければ、フランチャイズ本部として他の人を引きつけることができません。既に何店舗か運営されている本部であれば、何か見所があって、他の方も貴重なお金と人材を投入してそのビジネスに参入しているのです。
ただ、いくらビジネスモデルが優れていても、現場でそれが反映されているかどうかは別物です。本部で感じたことが店舗でも感じられてこそ、そのフランチャイズは検討に値するものなのです。したがって、本部だけでなく店舗も実際に見ることは必須になります。
店舗で見るべきこと
店舗には混む時間と空いている時間があります。できれば両方を見ておいた方が良いでしょう。混んでいる時間であれば、店内の利用者の数とスタッフの数を数えておくことを推奨します。客数とスタッフ数はご自身が店舗を新しく作るときの参考になります。小売業、飲食店、サービス業でオペレーションは異なりますが、混雑する時間にどのように利用者をさばいているのかについても観察しておきましょう。そこで見たことがフランチャイズ加盟後のスタッフ指導に役立ちます。
逆に空いている時間にはどの位の利用者がいるのか、スタッフは何をしているのかを見ておきましょう。繁盛店であれば、アイドルタイムといえど無駄に過ごすことはありません。スタッフは何らかの意図を持ってテキパキと動いていますが、それほどでもない店であれば、従業員まかせになっています。
ここで、どの時間が混んでいて、どの時間が空いているのかを実際に見ておくと、銀行からの融資に必要な事業計画作成に必要な数字の感覚をつかむことができます。本部が作った売上予測をうのみにしてしまって、実際にはそれほどの利用者はいなかったというケースが多いのですが、実際の店舗の集客状況やオペレーションを見ておくと、昼間にはこのくらいの利用者、夜はこのくらいの利用者、利用者のMAXはどの位なのか、従業員は何人必要なのかということを自分で想像することができます。それによって、実際にはこれほどの集客は見込めない、実際には従業員が猛一人必要になるなど、店舗を運営したときの試算ができるようになります。
フランチャイズの本部選びをする際には、必ず実際の店舗も見て判断しましょう。
あとがき
なでしこジャパン、最後は危なかったけど勝ちましたね。大きい身体のオランダを相手に凄いと思ったのですが、前線の運動量も男子並みだと思いました。男子であれ、女子であれ、走ることがサッカーの前提になっているように感じました。