スポーツの秋・敗者の表情より(巨人軍とホンダ)

私の趣味の一つにスポーツ観戦があります。午前中は外出でしたが、午後はテレビにかじりついて同時並行のイベントを追っていました。プロ野球・巨人VSヤクルトの首位攻防戦と鈴鹿のF1GPでした。今日は日曜日でもあり、閑話をつづってみます。

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巨人軍、菅野投手

週末は東京ドームでセリーグの首位攻防戦でした。混戦セリーグと言われていましたが、最後はヤクルトと巨人のマッチレースになりました。しかも、舞台はホームの巨人が絶対有利な東京ドームでもあり、巨人ファンにはたまらない展開だったと思います(私はヤクルトファンなので、やる前から勝てる気がしませんでした)。

結果はスポーツニュースでも流れている通り、2−1のロースコアでヤクルトの勝ち。両先発とも中4日というスクランブル登板でしたが、決勝点は5回表のヤクルト先発の石川投手の一振りでした。前を打つ中村捕手が送りバントをして、石川投手とその次のバッターに託し、石川投手が執念で先制打を打ちました。その後、ダブルプレー崩れでもう1点取りました。

そして、その裏に巨人がチャンスを迎え、菅野投手のところで代打が出ました。プロ野球の先発ピッチャーはシーズン中は週に1度のペースで登板し、勝ったり負けたりします。そのため、不調でKOされたとしてもポーカーフェイスなのが普通なのですが、菅野投手は不満が思いっきり顔に出ます。KOされた後は長いこと苦虫をかみつぶしたような顔をしていますので、テレビカメラにも何回も写ります。責任感の表れだとは思いますが、明らかに他の投手とは異なりますので印象に残ります。

菅野投手にとっては、シーズン中初めての中4日登板で5回2失点、相手が今年は0勝3敗のヤクルト相手だったので、十分立派なピッチングだったと思います(今日の登板後の対ヤクルト戦の成績は0勝4敗、防御率6.10だそうです)。

 

マクラーレンホンダ、アロンソ選手

こちらは鈴鹿サーキットで開催された日本GPです。今年のマクラーレンはホンダのパワーユニットの非力さに足を引っ張られて、アロンソ、バトンというチャンピオンドライバーを2人も抱えているのに、下位を低迷しています。なお、上記の写真はフェラーリ時代のアロンソ選手です。

外から見ていると他のチームより明らかに最高速が出ていないにも関わらず、秋口にはトップチームの出力に追いつくであったり、他のパワーユニットより25馬力上回っているなど、ホンダの責任者の口からは現実を全く考慮しない発言ばかりなので、海外メディアからホンダ責任者の更迭論が記事で出てしまうなど、ギクシャクした関係になっています。

そんな中迎えた今日のグランプリでは、アロンソ選手が必死のライン取りで後方の車に抜かれないようブロックを続けていました。しかし、レース中盤でなすすべもない位完璧に経験の浅いドライバーに抜かれてしまい、アロンソ選手は「GP2!GP2!」と叫んでいるのがラジオ無線で国際中継の音声に流れました。その言葉が何を意味しているのか中継中は理解できなかったのですが、ホンダのパワーユニットはF1でなく、下のカテゴリーであるGP2程度だという意味だとネットのニュースで流れました。

こちらは戦犯であるホンダの関係者の表情は写らなかったのですが、どのような表情をされていたのか気になる所です。

ちなみに、かつてのアイルトン・セナ選手は、戦闘力がライバルチームにおよばない時は、とにかくエンジンサプライヤー(ホンダ)にハッパをかけて、シーズン後半に向けたバージョンアップを促したそうです。現在はルールが変わっていますのですぐにパワーユニットを改良することはできませんが、自動車メーカーが直接供給するチームがこれほどのパワー不足に苦しむことは前代未聞です。アロンソ選手の叫びに反応して、戦闘力を強化して欲しいものだと感じました。

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私、山下哲博はフランチャイズを専門分野とする、小規模事業者のビジネスサポーターです。創業やフランチャイズを含む多店舗展開、店舗の売上向上など、サポートしております。週末については日々の生活の中から自分の興味のある分野について書いています。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

午前中は事業承継に関する研究会で学んできました。中小企業の経営者をサポートしていると、事業承継というテーマはかなり普遍的なテーマになりますので、これからも勉強していこうと思いました。