認定支援機関研修、19日間の研修を終えて

認定支援機関研修は、本当の名称を「経営改善計画策定研修」といいます。5月から通ってきた研修は17日間の研修と、昨日、今日との研修で延べ19日間にわたりました。まだ、最後の試験に合格したかわかりませんが、自分へのいたわりの意味を込めて書いて見ます。

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経営改善計画とは

経営改善計画とは、窮境にある会社が金融機関に返済の免除やリスケをお願いするために策定する計画です。経営改善といっても、もう後がない状態の会社が策定するものであり、かなりシビアな状況の会社が対象となる計画です。

この計画は誰もが書けるものでは無く、国から「認定支援機関」として認められた事業者が書くことができます。中小企業診断士は、残念ながら、経営革新計画などの計画を作成した実績がないと認めてもらえず、自分は研修に寡欲事で要件を満たすことを選択しました。

 

研修の内容

企業の実態を把握して、経営立て直しの計画を策定するには2つのことが分からないとなりません。1つは会計のことで、もう1つは事業のことです。そのため、この研修ではひたすら会計のこと、事業の見方について演習を中心に学びました。

この研修に参加するには会計の事がそれほど分からなくても申し込みできます。認定支援機関になるということは、民間のコンサルタントや士業の上に立つことができるのですが、研修に参加して試験に受かってしまえばたいていの人が機関として認定することが可能になります。

 

認定支援機関になると

・経営改善計画の作成

・補助金申請ができる

・日本政策金融公庫の経営力強化資金を申請できる

このあたりが認定支援機関に登録されるメリットです。私はこれまでも補助金申請や創業融資のお手伝いをしていますが、認定支援機関登録をしていなかったので、何処かに機関の承認印が必要でした。今日の試験に受かったら、中小企業支援のメニューの一つとして、多くの企業様のお手伝いをしたいと考えています。

 

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私、山下哲博は資金調達サポートとフランチャイズを専門分野とする小規模事業者のビジネスサポーターです。企業の成長戦略をサポートすることで、地域にビジネスの芽が定着できるようお手伝いしています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

今日は独立前に一緒に勉強していた友人と3年ぶり位に会って一杯やりました。先方は日本全国を回って企業再生のお仕事をされているのですが、忙しいスケジュールの中、研修を受けに来られたとのこと。久々に初心に戻ることができて、素晴らしい夜でした。