MacBook+スターバックス→ドヤラー?

昨日の新聞記事で「ドヤラー、都心に定着?」という記事がありました。この記事では、ドヤラーというのは、「スターバックスでMacBook Airを得意顔で操る人を冷やかすスラング」と定義されていました。

私もフリーランスとして活動してますので、スターバックスはとても好きですし、現にMacBookも使っています。ただ、ドヤラー?という表現は違和感を感じました。この記事は昨日の記事の前にも、10日位前の流通紙でほぼ同じ内容の記事が掲載されていました。2回も記事になっていますので、気になることを書いて見ます。

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MacBookはモバイル向け

MacBookには最新型のMacBook、従来からあるMacBook Air、本格的にメインPCとして使えるMacBook Proがあります。カフェなどで見かけるのは前者2つなのですが、大きいサイズのProであっても十分に持ち歩くことは可能です。

MacBook(上記3つ全て含む)はiPhoneとの相性が良く、iPhoneから操作しなくても、Macからテザリングの操作ができますし、Windowsよりも起動が速くてすぐに使えるようになるのがメリットです。出先で仕事をしている人にとって、少しの空き時間でメールをチェックできたり、メモを取ることができるので、ノートや手帖の替わりとして使うことが出来るのです。

自分はWindowsのレッツノートとMacBook Proの2台持ちですが、出先で便利なのはMacBook Proです。とっさの時に鞄から出してメモを取ることができます。また、電波を拾ってブラウザを起動するのもWindowsよりも素早くできます。そのため、外にパソコンを持ち出して仕事している人の中にMacBookが多いのは必然といえるでしょう。

 

スターバックスはフリーランスにやさしい

スターバックスの良い所は、PCを出して本格的に作業してもかまわない所です。もう少し安い喫茶店だと机が狭くて作業しづらいですし、昔からの喫茶店だとパソコンを出すこと自体断られることもあります。また、スターバックスと同じような「少し高い」セルフカフェの業態でも、店内の机が狭かったりするので、スターバックスが最適です。

今はテザリングがあるので、無線LANを使えることに大きなメリットはありませんが、スターバックスでは公衆無線LANが使えるのも有り難いです。

一昔前に「ノマド」というワークスタイルが注目を集めましたが、状況は今も変わりません。会社に属さなくても自分で仕事を創ることが出来ている人が、自宅以外に固定オフィスを持たずに、自宅以外で仕事をする場所として、カフェで仕事をしています。

以前も書きましたが、スターバックスやルノワールは長居することができるので、原稿書きなど、パソコンとインターネットがあればできる作業をしているときには最適です。(私はルノワールも大好きです)

 

MacBookを持っている位で自慢する人はいない

フリーランスが自宅以外で仕事をするときに、モバイルに適したMacBookを持ち歩き、カフェで作業をするのはある程度必然です。MacBookといっても、毎日使う道具であれば、それほど高価な買い物ではありません。一番安い機種なら実質10万円程度で買うことができます。そもそも、iPhoneと同じくみんなが持っている道具なのに、「どや!」という感じで使う感覚はありません。(最新のiPhoneは10万超えの機種も出ているので、MacBookの安いモデルと価格差はありません)

自家用車で、ベンツやBMWの上位モデルに乗っていれば「どや!」という感覚で乗っているのも分かりますが、たかだか10万円の道具を持って得意顔で仕事をしている人というのは見たことがありません。

スターバックスでMacBookに向かっている人のやっていることは人それぞれですが、大抵はイヤホンを付けて自分の世界に入っています。別に人に見せびらかしたいと思っている人は少ないと思います。

 

こういうことが記事になること自体、サラリーマンである新聞記者がフリーランスの仕事の仕方を見て、「お前ら、こんなところで仕事して何だ」という感情を持っているということだと思います。自由業であることは偏見の目にも晒されますが、自由を謳歌したいと考えています。

 

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私、山下哲博は資金調達サポートとフランチャイズを専門分野とする小規模事業者のビジネスサポーターです。企業の成長戦略をサポートすることで、地域にビジネスの芽が定着できるようお手伝いしています。週末については日々の生活の中から自分の興味のある分野について書いています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき
自分のMacBook Proは15インチです。重さは2キロで持ち歩きできる範疇ですが、画面が大きい分、出先で場所を取ってしまいます。新幹線や飛行機の狭いスペースでも作業できるよう、小さいサイズのサブMacも欲しいなと物色しています。