2015年発表 フランチャイズ統計①全体の概況

日本フランチャイズチェーン協会より、「2014年度JFAフランチャイズチェーン統計調査」が発表になっています。2014年は消費税増税がありましたが、それでもフランチャイズチェーンは好調だったようです。

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JFAフランチャイズチェーン統計について

この統計は、日本国内のフランチャイズビジネスの市場規模や動向を把握することを目的に、公的な組織である一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会が年に1回調査して発表しています。

この調査は同協会が会員の企業だけでなく、非会員の企業にも送付して回答を集めています。私も会社員時代に返答した記憶があります。

 

統計結果の概要

この調査は、フランチャイズの3つの業種、小売業、飲食業、サービス業とで集計されます。今回は珍しいことに3業種とも業績が伸びています。

全体の市場規模は約24.1兆円、内訳は小売業約16.9兆円、飲食業約4.1兆円、サービス業約3.1兆円です。また、国内の店舗数は約25.9万店、内訳は小売業約約10.6万店、飲食業約5.9万店、サービス業約9.4万店です。

 

フランチャイズ好調の理由は?

私がこの統計を見るようになってから10年近くになりますが、3業種とも伸びているのは初めてかもしれません。リーマンショックのあった2008年からしばらくは3業種ともダメでしたし、その後はサービス業以外はダメでした。そして、東日本大震災後は景気が低迷していたこともあって、その影響を受けやすいサービス業がダメでした。

ただ、フランチャイズシステムは好調な業態の仕組みを「加盟店」というシステムを活用することで、短期間に広げていくことができます。業界の外から新しい加盟者が参入してくることによって、その業界を活性化させることが可能になります。

 

成功した仕組みを広げていくことができること、店舗数が増えることで仕入れ条件が有利になったり知名度が上がったりと、フランチャイズシステムにはメリットも沢山あります。その他にも、新たに商売のノウハウを取得したり、新しいことを始めて成功する確率を高めたりという利点もありますので、新規創業や法人の多角化などをお考えの方はフランチャイズについて勉強してみてください。

私もこちらのブログで定期的に情報を発信していきます。

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私、山下哲博は資金調達サポートとフランチャイズを専門分野とする小規模事業者のビジネスサポーターです。フランチャイズについては、本部づくりのサポート、本部に足りない機能面の組織作り、新規加盟をご検討の方に対して契約書の確認や事業計画の作成サポートを行っております。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

今朝は生暖かかったのに、午後から急速に寒くなりました。季節の変わり目なので、風邪を引かないよう用心を重ねています。