中小企業診断士、FC×事業計画作成支援コンサルタント山下です。
事業計画作りの一環で、ものづくり補助金の支援もしています。
ものづくり補助金の概要
今回のものづくり補助金は2つの型があります。
・通常型
最大1,000万円でサービス開発、試作品開発、生産プロセスの改善に必要な「設備投資」に補助金が出ます。
→補助が出るのは「機械装置費」「技術導入費」「運搬費」「専門家経費」「クラウド利用費」です。
・小規模型
最大500万円で、サービス開発、試作品開発、生産プロセスの改善に必要なおよび「設備投資」および「試作開発」に補助金が出ます。
→設備投資の補助内容は上と同じです。
試作開発では、原材料費、外注加工費、委託費、知的財産権など関連経費にも補助が出て、設備投資はしなくてもOKです。ただ、試作開発の成果物を提出する必要があります。
ものづくり補助金の補助額と補助率
ものづくり補助金の補助額上限は通常型1,000万円で、小規模型だと500万円、ただし、下限が100万円になりますので、200万又は150万円以上の支出が必要です。
そして、補助率を3分の2に引き上げるには「先端設備等導入計画」の申請が必要です。過去に申請している場合は、過去の申請とは異なる設備で申請しなくてはなりません。経営革新計画でも補助率3分の2に引き上げ可能ですが、申請自体が手間のかかるものですので、上記の先端設備等導入計画をお勧めします。
ものづくり補助金申請サポートの流れ
ネットで検索していると、「丸投げOK」という案内もありますが、実際には丸投げで引き受けできるものではありません。
共同作業になりますので、その流れとしては以下の通りです。
1.問い合わせ
2.事前打ち合わせ
→簡単なヒアリングをします。会社概要、既存製品・サービス、現状のプロセス確認、導入設備と導入理由、導入後の見通し(売上へのインパクト)などで、電話で30分くらいです。
3.書類の準備
→企業様には設備の見積りや申請の際に必要な書類を用意いただきます。
→当方で申請書のラフ案を作成します。
4.申請書の内容検討
→こちらで作成したラフ案を元に内容の確認、追加をしていきます。
→認定支援機関の確認書も当方で用意します。
5.書類の提出(企業様に担当いただきます)
→全部そろったら提出いただきます。今回は5/8(水)消印有効ですが、前日には投函することをお勧めします。なお、代理で提出するとトラブルもありますので、代理はいたしかねます。
申請後のサポート
補助金は採択されたら終わりという訳ではありません。採択後に「交付申請」を改めて行い、そこで補助金の額が確定します。申請の際に1,000万円認められていても、実際の交付時に減額されることも珍しくありません。
また、実際に設備購入などを行った後に請求を行うのですが、その際にも成果報告をする必要があります。
(発生する作業)
「採択(申請書の合否)」→「交付(補助金額の確定)」→設備導入など支出
→「成果報告」→「請求」
当方でお手伝いして採択されなかったらそこで終わりですが、採択された後の一連の手続きはサポートさせていただきます。
今回の申請は佳境に入っていますが、残り3件ほどサポートさせていただきます。ご興味ありましたら、お問い合わせください。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。