コンビニの日販の差を考える〜セブンイレブン65.7万円、ファミマ52.2万円

日経MJでコンビニエンスストア調査の結果が報道されていました。毎回のことですが、セブンイレブンの強さを感じます。

コンビニ店舗数

コンビニの店舗数は、今年2月の決算期時点でセブン19,422店舗、ファミマ18,125店舗、ローソン17,001店舗です。国内の総店舗数が前年比5.4%増の57,610店舗ということなので、上位3社で54,548店舗と全体の94.7%を占めています。

中堅チェーンだったサークルKサンクスをファミマが統合したことや、スリーエスやポプラといったチェーンの中からローソンに看板替えする店舗が出てきていることが大きな要因のようです。そうなってくると、上位3社の中での競争になります。

 

コンビニの日販

コンビニ全体の売上から店舗数を割ると平均日販を算出することができます。今回の日経の調査では511千円になります。1日当たりの平均来店者数は984.3人とのことです。日販から来店客数を割ると来店者1人当たりで519.1円になります。実際には買い物をしない人もいますので、購入者の客単価はもう少し高くなります。

 

セブンイレブンの強さ

セブンイレブンの日販は65.7万円、ファミマは52.2万円、ローソンは54万円とのこと。業界トップと2位で13万円も異なります。

自分の事務所の最寄りコンビニがセブンとファミマですが、朝9時時点の来店者数が全く違う印象です。セブンだと10人以上が列を作り、ファミマだと列は出来ていません。最も、この2店舗はセブンの方が広くて回遊できるのに対し、ファミマは奥まで行って、レジを通って戻ってくる2列しかない店舗なので単純比較はできませんが。

ファミリーマートも好きだが、セブンはその先を行く印象

自分はファミリーマートも好きです。コーヒーは十分美味しいし、自分は無印良品が好きなので、ファミマで文房具を買うことがあります。また、ライザップと開発した糖質制限のパンやスイーツを購入します。

ただ、セブンイレブンは小さなイトーヨーカ堂というか、品揃えが圧倒的に違う印象です。レトルトになっているおかずだったり、牛乳や卵だったりという品揃えがあるので、スーパーで行列に並ばなくても買い物ができるというメリットがあります。

ファミリーマートもお弁当やパスタが美味しいのですが、セブンイレブンはその先を行っている印象です。

 

 

それにしてもセブンとファミマの日販の差は13.5万円、セブンがファミマの125.8%になります。コンビニに革新をもたらしてきたのはセブンイレブンですので、先を行く商品力が強さの源泉かなと感じました。

 

企業も常に革新していく会社と、現状維持に止まってしまっている会社では競争力に差が付きます。補助金申請でも、経営革新計画でも、サポートさせていただきますので、お気軽にお問い合わせください。

 

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・これから創業したい

・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい

・フランチャイズに加盟してみようかと考えている

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。

 

あとがき

今日は朝から大雨。研修の仕事なので研修施設に泊まりっきりなので濡れずに済みます。