メロンパンはパンの中でも割と普通というか、どこでも買うことができるものです。コンビニに行けば100円で買えるのですが、逆に移動販売で高く売る事業者もあります。
消費者にとって当たり前の価格ではなく、「高く売る」ということを考えてみます。
商品のコモディティ化
価格以外での比較がされなくなってしまった商品については「コモディティ化」と言われます。価格変動が露骨に起こる製品としては家電やPCなどがあります。製品がスペックで表示され、スペックと価格以外に優劣を決める要素が無いと判断されてしまうと、容赦なく価格比較がされてしまいます。「価格コム」などのサイトを見ると一目瞭然です。
食品の価格比較
よくある食べ物だと、やはり価格の比較が発生します。コンビニで梅のおにぎりなら100円、鮭のおにぎりだと120円位です。梅のおにぎりで150円いただこうと思えば、特別なものを詰めるか、大きさを変えないと難しいでしょう。
高く売るには
冒頭のおにぎり専門店のような業態を作って、手作り感を前面に出した店舗では高価格帯の商品が可能になります。メロンパンにしても、移動販売などで特別感をだすと高い価格でも販売できます。
逆に、常設店舗でメロンパンを高く売るのであれば、①特別な商品であることの理由付け、②特別な商品であることが分かるストーリー、③高価格でもリピートしてくれるお客様の存在があって、常時高く販売することが可能になります。
おにぎりに関しては高価格の業態がありますが、メロンパンに関しては移動販売では高価格の商品を見たことがありますが、常設店舗では見たことがありません。
「高く売る技術」、中小企業の生き残りのキーワードだと思います。ご支援させている相手だけでなく、自分自身も含めて、高く評価してもらえるよう知恵を絞りたいと思います。
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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。
・補助金や事業計画のサポート
・売上増加につながるご支援
難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。
あとがき
今日はいろいろなフランチャイズの業態を見てきました。これから少しずつ紹介していきます。