在庫の回転率からみる中古車販売店の状況〜好調なお店であっても、やり方はそれぞれです。

少し前に、中古車販売店の取材を行いました。その時に聞いた話を元に在庫の回転率を事業者毎に比較して分析してみました。

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中古車販売店の在庫回転率で分類する

今回は10件取材することができました。その中で事業者によってやり方のバラツキが出てきたのは、在庫回転率です。在庫の回転数の比率には様々な算出方法がありますが、今回は、先方からヒアリングした年間売上と販売台数、常時在庫数を元に計算しました。

在庫回転率は、「売上÷在庫高」なのですが、売上高や在庫高を聞くことは行いませんでしたので、両方とも台数で比較します。売上台数÷在庫数です。

 

在庫回転によって大きく3つのタイプに分類できる

取材に行った先の数字を計算すると、大きく3つに分類できました。

(A)売上台数÷在庫数→4未満
(B)売上台数÷在庫数→4以上、10未満
(C)売上台数÷在庫数→10以上

(A)は従来通りの中古車販売店です。お客様が要望してくる車両を予測して見込みで仕入れるので、外れも出てきてしまいます。そのため、一般的に在庫回転は低い数値になります。

(B)はユーザーの好みを予測して仕入れている中古車販売店です。50万円で収まるミニバン、80万以下の7人乗り車両など、要望車両の絞り込みを行って仕入れをおこないます。

(C)はユーザーの要望を元に、車両を探して、確実に売れる車両を仕入れて販売するやり方です。

 

中古車の価格は同程度の車両であっても、必ずしも同じ価格ではありません。一物一価でないのが中古ビジネスの妙味です。そのため、見込みで仕入れをしないで、要望車両に絞って仕入れるという手もあります。

効率は良いですが、リピーターがいないと要望車両もありませんので、地盤を築いている事業者向けで、他の収入源も必要になります。

 

中古車販売店といっても、やり方は店舗によって全く違いますが、仕入れと売上の割合を比較することで、業態の違いというか、方針の違いが明確になります。意図が明確であり、その通りに売上出ていれば問題は無いのですが、行き当たりばったりだとうまくは行きません。あなたのビジネスは意図が明確でしょうか?振り返ってみてください。

 

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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。

・補助金や事業計画のサポート

・売上増加につながるご支援

難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

夕方から目黒区の方をぶらぶらしていたら、レクサスの認定中古車が置いてありました。見たら、最安車種が300万円(それでも4年落ち!)。レクサスは人気がありますね。しばらくは手が出ません。