中小企業診断士として活動していると、様々な人と名刺交換します。名刺交換の段階で、この人はできるのか、そうでないのかがある程度分かります。
名刺に記載すること
会社員の時は、デザインは関係なく、その会社に属していることが重要になってきます。意味もなく、裏面に英語表記で入れてもらったりすると嬉しかった記憶があります。
ただ、個人で仕事をしていたり、小さな会社を経営していると、自分がどういう仕事をしているかを示す必要が出てきます。自分の名刺には欲張って「経営計画、課題解決、成長資金」というマークを作って入れてあります。お役に立てる分野を示したかったからです。
以前の名刺と名刺の改善効果
以前は中小企業診断士であることを強調し、中小企業のお役に立ちたいということを記していました。そのため、ある人から「フワッとしていますね」と指摘されまして、それからいろいろと考えるようになりました。
今のデザインも2年前のものですので、まだまだ改善の余地はあると思いますが、段々、自分がやりたい方向に舵を切ることができています。今のホームページは名刺に入れた内容がベースになっていまして、こちらもそろそろバージョンアップさせたいと考えています。
疑問に感じる名刺
中小企業診断士の場合、資格自体では仕事を取れないので、割と大きな会社にいながら資格を維持してきて、退職が視野に入ってから活動し始める人が多いです。そのため、会社員時代の感覚が抜けていない名刺をお持ちの方が多いです。
例えば、所属している研究会やら、登録している公的機関、他に持っている資格などが列挙されているものです。
研究会に所属するのは良いことですが、研究会=能力ではありません。自分も事業承継の研究会に入ってグループで執筆するなどの活動をしていますが、その分野で仕事を取ろうと考えていないので、名刺には全く情報を入れていません。名刺に入れる情報は、「自分ができること、お役に立ちたいこと」にフォーカスして入れるべきでしょう。
資格よりもできることを示す方がインパクトあり
自分の知り合いで、元々はFPの資格を持たれていて、税理士や社会保険労務士とチームを組んで中小企業支援をされている方がいました。その当時の名刺は見開きの名刺で、専門家の顔ぶれと提供しているサービスが書かれていて、具体的にお願いできそうなことが伝わってくる内容でした。
ところが、その方も資格が欲しかったようで、3年がかりで中小企業診断士の資格を取得しました。その結果、グループでなくお一人の名刺を作られました。そして、中小企業診断士らしく、中小起業支援メニューを網羅されていました。正直、インパクトを感じませんでした。
その方には、前の方が仕事のイメージが伝わってきたことを正直にお伝えしました。相手からすれば、会社の代表者は中小企業診断士であっても無くても関係なく、専門家が揃っていることの方に価値があるのです。行政書士、社会保険労務士、税理士+その方(営業力あり)がチームになっていることのインパクトについて説明したら納得されていました。
専門家の名刺、それほど重要視されていませんが、ホームページと同じくらい重要なツールだと思います。もっとも、多くの中小企業診断士はホームページすら作っていない人が多いです。自分は昨年からプロに作ってもらったものに変更していますが、内容はまだまだです。
◆自己紹介
私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。
・これから創業したい
・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい
・フランチャイズに加盟してみようかと考えている
こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。
あとがき
3月に受けた健康診断、ある項目が引っかかって、再々検査に進むことになりました。この項目は社会人になる前から毎年引っかかっているものです。この際、よく調べてもらおうと思います。