恩師との再会、一流のコンサルタントとは

今日は中小企業診断士の資格を取ろうと決意させてくれた恩師と法事で久々にお会いしました。改めて、一流のコンサルタントの凄さを間近に感じました。

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恩師との出会い

恩師と出会ったのは、2005年の春でした。当時、フランチャイズ本部で仕事をしていて、加盟店オーナーとのやり取りをすることが多かったので、「自分も経営者と互角に話ができるようになりたい」という思いを持っていました。

そのために、オーナーに一目を置いてもらえるように経営の勉強をしたいと感じていました。経営といっても漠然としていて、簿記だけ取っても意味ないなと感じている時に、書店で中小企業診断士講座のパンフレットをもらいました。

そして、その講座の説明会を聴いたのが、恩師との出会いでした。

 

当時、感じたこと

・話題が豊富

・説明会を聴きに来ている人を本気にさせる

・情熱を持っている

・独自の能力を持っていそう

わずか60分の説明会でしたが、その恩師にこんな事を感じました。フランチャイズ本部で仕事をしていく上で、経営のことを本気で勉強すれば、自分のキャリアも拓けてくるだろうというのが当時の思いでした。

 

今日感じたこと

・事例が豊富

ご自身の考えとその裏付けとなる事例を沢山持たれています。

・世界観が伝わってくる

自分はこの仕事を通じて、こういう企業を作っていきたい、そこで働いている従業員にこうなってもらいたいという想いが伝わってきます。

・相手を引き込む話し方をされる

「中小企業診断士って何ですか?」と聞いてくる方は割といます。最初はそんなの知らないよという感じで聞いてきた方の態度が5分で変わりました。「そんなことができるんですか?先生、それはすごいですね!」という感じです。

・相手の心を動かす

先生、それはすごいですね。是非うちでもやってください!という人は割といます。しかし、やってくださいだとダメです。相手が自分たちでもできる、すぐにやらないと!と思わせるのが一流です。

 

コンサルとして自分が手を動かしてしまっては、相手は便利屋が入ってきた位にしか感じません。やはり、相手を本気にさせる、行動させることが重要です。

かく言う自分も、恩師のお話を聞いて、その3日後には40万円払って1年コースに通っていました。自分の人生を変えてくれた恩師です。

 

あとがき

今日は一緒に中小企業診断士を目指して勉強していた仲間の四十九日法要でした。その仲間は癌のステージ3まで進行していたところから持ち直して、その後も1次試験に2回合格しました。2次試験は実力を備えた上での体力勝負の面が大きいので、結果は出なかったのですが、そこまでがんばれたことが凄いです。享年47。ご冥福をお祈りしています。