売上(仕事)<時間 仕事をしぼって品質を上げる

独立開業当時は「来る仕事は拒まず」で、依頼のある仕事はどんどん受けてきました。最近は仕事をしぼって時間の確保を優先しています。

 

一人仕事は時間が大事

一人で仕事をしていると、自分の時間×時給で売上が決まります。稼働時間を上げれば売上が上がることに間違いないのですが、自分にとって面白くない仕事を引き受けてしまうと他の仕事にも影響が出てきます。

むしろ、自分が本当に興味のある仕事を選んで引き受けることで、自分の価値が高まるように感じられてきました。

 

仕事のバランス

仕事には種類があります。マトリクスにするとこんな感じです。

これまでは、「多くの人ができる仕事で、自分も出来る仕事」を受けて、数をこなすことで売上を確保している面がありました。今後、この分野の仕事はセーブして行こうと考えています。

理由としては、多くの人が出来るということもあり、仕事を提供する相手がこちらをリスペクトしてこないからです。コンサル仕事は相手からの協力もあって成り立ちますので、相手が「診断士の代わりはいくらでもいる」という意識だと上手くいかないのです。

 

上手くいかないケース①無料セミナーなど、相手からリスペクトされない

公的機関から依頼されてセミナーをやると、全く聞く気がなかったり、こっちをなめてかかってくる人がいます。所詮、無料セミナーということもあって、話している人をバカにした態度を取ったり、些細なところで突っ込んできて、その点は自分の方が上だと周りに示したりします。

セミナーで話をしているときは、時間や周りの理解度、そして、話への反応を気にしていますので、話し終えた部分の細かいところを急に聞かれても頭の切り替えが効きません。質問タイムなら良いのですが、話している最中に割り込んで来られると困ってしまいます。

以前、100人以上が参加しているセミナーで「お前は所詮、商工会から金もらってセミナーやっている、雇われ講師だ」と罵倒されたことがあります。セミナー終了後、20分以上名刺交換しましたし、概ね満足していただいたはずですが、そういう人に当たってしまうリスクもあります。

 

上手くいかないケース②仕事の依頼者に理解がない

中には、中小企業診断士なら誰でも一緒という感覚で仕事を依頼してくる方もいます。その場合、単なる人数合わせでしかないので謝金が安く抑えられ、扱いも雑になります。

中小企業診断士の中には、大企業出身で年金をもらいながら適当に活動している人もいますので、そういう方々は「余生」を過ごせれば良く、過去の経験をよりどころに活動するので、現役の経営者には評判が悪く、診断士同士の間では先輩風を吹かすので非常にやりづらいです。

 

自分の価値を上げるのは「出来る人が限られること」の幅を広げる

中小企業診断士という専門家の価値を上げるには、「他の人が出来ない」ことを出来るようになることです。仕事の中には、「今はできないけども、経験させてもらって出来るようになる」ものもありますので、自分の幅をどうやって広げるかについては常に考えて研鑽を積んでいます。

仕事を絞って時間を確保する

最近感じていることは、情報のインプットをしながら自分の中で加工して周りに伝えていくことの重要性です。このブログもいわばそのような目的に沿っています。活動の中で気づいたことや考えたこと、新聞や雑誌で知ったことを自分に置き換えて考えることで、人ごとではなく生きた情報になっていくように感じています。

主な情報源は、新聞(日経本紙、日経MJ)、雑誌(日経ビジネス、日経トップリーダー)に加えて、購入した書籍などです。それでも、考えながら読んだり、情報収集に努めていることもあって、自分の引き出しに追加されています。

ブログを書いたり、情報のインプットをするという点で時間が必要になりますので、仕事を絞るようにしています。

 

間に公的機関などが入るのではなく、経営者からの問い合わせは歓迎です。ご興味がございましたらお問い合わせください。

 

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・これから創業したい

・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい

・フランチャイズに加盟してみようかと考えている

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。

 

あとがき

このブログ、スムーズにアイディアが浮かぶときは30分程度しかかからないのですが、苦しいときは90分位かかります。自分の引き出しを整理し、端的に掛けるようにして時間を短縮したいものです。