学生の入りたくない会社の3条件、自分の経験を振り返る

NHKのクローズアップ現代で採用の特集をしていたのですが、「学生が入りたく無い会社」の3つの条件を紹介していました。紹介されていた条件は、3つとも自分が経験してきたことですので、自分の経験を記してみます。採用難に苦しむ会社に何か気付きになれば。

入りたくない会社、3つの条件

NHKのクローズアップ現代で紹介されていた3箇条は以下の通りです。

・雰囲気が暗い

・ノルマがきつい

・休日、休暇が取れない、少ない

 

自分の経験:雰囲気の暗い会社

自分が最初に入った鉄道会社は正直ゆるゆるな所がありましたし、組合が強かったので有給休暇は100%取得できました。ただ、雰囲気が決定的に暗かったです。何かと「お前は大卒のくせに」「まだ若造のくせに」と仕事の能力でないところで、年配の社員が頭を押さえつけてきます。「若いんだから電話ぐらい取れ!」といって、クレーム処理を押しつけてくるのは辟易しました。

 

自分の経験:ノルマがきつい

ノルマに関しては自分が独立開業を思い立ったきっかけになりました。自分は営業職でなかったのですが、それでも友人・知人に車の販売を2台成約するようにというノルマが課せられ、それができないと説教部屋行きになりますし、朝礼で名指しされ、「ノルマ未達」として会社中に名前が貼り出されます。

営業職だと、あまりにもノルマが過酷で、毎月100人以上が入社してくるのに社員が増えなくて常に人手不足でした。今思えば、多くの人を苦しめ、会社のことを恨む人を毎月100人ペースで作っていただけのような気がします。

 

自分の経験:休日・休暇が取れない

これは、役員3人+社員1名、残りはインターンの学生というベンチャー企業に勤めている時に経験しました。前述の鉄道会社とは違い、仕事にやりがいがあったので無理をしてしまいまして、休日出勤中に倒れてしまい、気づいたら病院のベッドでした。体調を崩してしまうと元のパフォーマンスに戻すのに3年かかりました。

 

自分の場合、独立開業する前に4社(出向含めれば5社)での勤務経験があり、いくつも辞めてきているので、組織で働くことは向いていないのは自覚しているのですが、それ以上に、「ここで一生勤めたくない」といえる会社ばかりでした。特に、最初に入った会社は、雰囲気の暗さを除けば「気楽な会社」でしかなかったのですが、あの雰囲気に馴染むということは「社畜」になることを受け入れるで、自分には出来ない判断でした。

 

採用で苦労している会社も多いと思いますが、どこで働くかは労働者の自由ですので、上記3要素くらいは排除して、働きやすい会社にすることをお勧めします。ノルマを設定しないと売れないのであれば、仕組みを変えるべきでしょう。

 

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

得意分野はフランチャイズの本部立ち上げですが、会社の成長につながる経営計画作り、補助金申請など、ビジネスの成長、新規立ち上げをサポートしています。

・創業時の創業計画、創業融資獲得

・店舗の収支改善、集客、多店舗展開・フランチャイズ展開→ハンズオンで支援します

・資金調達のための事業計画(銀行から言われたら一緒に作成します)

・日本政策金融公庫の経営力強化資金(通常より低利です)

・新しいことに挑戦する経営革新計画、経営力向上計画

・ものづくり補助金など、補助金申請

・会社の成長戦略を描くための早期経営改善計画(費用の3分の2は補助金使えます)

特に得意なのはサービス業、リサイクルビジネスです。

このブログは情報発信のために平日はほぼ毎日書いています。

 

あとがき

土曜から本日まで長野に行って骨休めをしてきました。いつもは帰って来るのが日曜で、帰りは渋滞に巻き込まれながら帰って来るのですが、帰りを月曜日にずらしたおかげで楽々帰って来ることができました。忙しいときは土日も仕事していますので、嫁さん次第ですが、月に1回位は月曜日にお休みしても良いのでは無いかと感じています。