補助金、無償サポートか?有償サポートか?

補助金の問い合わせをいただいて、報酬額を伝えると連絡が途絶えるケースがあります。確かに商工会議所などの会員サービスとして支援しているケースがありますし、信金などが専門家派遣を使うケースもあるようです。

無償と有償の違いについてまとめてみます。

認定支援機関の種類について

ものづくり補助金や事業再構築補助金は、認定支援機関と一緒になって事業計画を作成する必要があります。その認定支援機関には2種類あります。

・中小企業診断士や民間コンサルタント、その他士業で補助金を専門にしている事務所
・商工会議所や信用金庫などの金融機関

このうち、前者が有償で支援している事業所で、後者が無償で支援している事業所になります。ただ、後者については事業者からは無償ですが、対応している専門家に対しては何らかの謝金を払っています。謝金の出どころは商工会議所の予算だったり、税金による専門家派遣事業だったりします。

無償のサービス

東京商工会議所では「会員限定」のサービスとして、確認書の発行を行っています。
事業再構築補助金の対応について

そして、対応する内容について以下案内があります。
事業再構築補助金の事業計画書はご相談者がご作成ください。当部門ではブラッシュアップをさせていただき、作成代行・代筆はいたしません。相談時には事業計画書を必ずご持参ください

ただ、事業計画を事業者が全て書くのは大変でしょうから、何回か訪問して書き方を教わりながら書いていくことになります。

以前、小規模事業者持続化補助金の無料相談窓口を担当したことがありますが、計画書のフォームの中にどういう事を書くとよいのか、審査員に伝わりやすい書き方を教えてあげたことがあります。

飲み込みの早い事業者は3回位で仕上がりますが、文章を書くのが苦手な事業者だともっとかかります。

有償のサービス

進め方は事務所によって異なると思いますが、以下の流れがスタンダードではないかと思われます。

・無料相談(補助金申請ができるかどうか確認。サポート内容や料金、スケジュールを確認)
・ヒアリング(事業計画に必要なことを確認)
・たたき台になる内容を作成、確認の打ち合わせ
・修正内容をチェック、仕上げていく
・申請に必要な書類を揃えるためのアドバイスをして、電子申請してもらう

一番大変なのが事業計画の作成ですが、その他にも、申請がスムーズに行くようにサポートします。補助金の料金体系は「着手金+成功報酬」ですので、採択されないと報酬額はそれほど大きくありません。そのため、成功報酬をいただくために全力でサポートします。

補助金が採択されるまでのスケジュール(当方サポート例)

・1月10日 問い合わせ

・1月15日 ZOOM打ち合わせ→サービス内容、料金をお伝えし、受託

この時簡単なヒアリング、必要書類の確認

・1月30日 事業計画の1校目提出

・2月5日  1校目の内容確認、修正点確認

・2月15日 事業計画の2校目提出

・2月20日 2校目の内容確認、修正点確認、提出書類の打ち合わせ

・2月25日 3校目提出→内容確定、電子申請のレクチャー

・2月28日 事業者が電子申請。途中不明点について何回か連絡あり

こんな形で進めば大変スムーズです。
それでも2ヶ月近くかかります。

なお、事業再構築補助金については締め切り3週間前に問い合わせを受けて、大急ぎで申請に間に合わせたこともあります。
その時は事業者さんが優秀だったのもあって、1回で通りました。

商工会議所などの無償サービスだと、事業計画の1校目作成、その後の修正を全て事業者が行い、電子申請自体も自分で行って、不明点をサポートに聞く感じになります。ただ、サポートも混んでいますので、マニュアルに書いてあることは自分で探して対応する必要があります。

有償・無償どちらがおすすめか?

それぞれの事業者さんのタイプによって、どちらが良いか異なります。

無償サービスが合っている方

・自分で事業計画をある程度書ける。
・自分では書けなくても、手伝ってくれる人がいる
・事業計画の書き方を調べたり、情報収集したりすることをいとわない
・補助金申請に時間を掛けられる
・無償でも申請できるのにお金を払いたくない

有償サービスが合っている方

・補助金申請に時間をかけるよりも、任せてしまいたい。
・補助金採択の確率を上げたい
・第三者が作る事業計画を参考にしたい
・補助金申請することの是非についてアドバイスが欲しい

確率を上げることができるのは、補助金サポートを専門にしている方は、
これまで支援してきたノウハウが蓄積しているから。
「貴社の強みは・・・ことではないか?」
「どうして補助金が必要なのか、・・・というストーリーだとわかりやすいのでは」
と提案することができます。

 

本来は事業者さんが自分で申請書書くのが原則ですので、無償サポートを受けてご自分で書かれるのは大いに賛成です。ただ、補助金申請までの大枠をレクチャーしてもらうことや、そもそもどういう事を意識して申請書に書くと良いのかよいのかアドバイスもらうことなど、誰かに部分的なサポートをもらえると、独力でやるよりも数倍効率的だと思います。

 

《あとがき》

明日からWBC、大谷選手が初戦の先発だそうで。楽しみです。