専門家プロデュースビジネスを疑う〜時間対効果を見込めないのでは?

大手ポータルサイトで○○ビジネスの専門家として紹介したいという引き合いをいただきました。お世話になっている大先生からの紹介ではありますが、速攻でお断りしました。

専門家プロデュースビジネス

最近は電話代行サービスをお願いしているので直接の連絡はありませんが、月に10〜15件くらいは専門家プロデュースの営業電話があります。内容は、こちらがコンテンツを出すだけ出して、相手はコンテンツにただ乗りするというものです。

向こうからすれば「露出が高まったから良いでしょ?」ということですが、こちらからすると、貴重な時間を無駄遣いしたという苦い思いが残ります。

 

専門家サイトに掲載されるメリット

専門家を探している専門家だったり、公的機関の方が専門家サイトを見ることはあるかもしれません。ただ、たまたま紹介されていた位では仕事につながるとは思えません。自分の場合は会社のホームページを作り、日々の出来事を蓄積しているからこそ、誰かが検索してくれているという実感があります。

単に、多くの専門家が登録されているサイトに少し出ただけでは仕事にはつながらないと思います。

 

取材に来られる方が煩わしい

この手のサイトで取材に来るのはフリーのライターであることが多いのですが、下準備もしないで来られる方が多いです。一度ひどいときは、全くの素人の方にかみ砕いて教えてあげるようなものでメモしながら説明していた時のメモ紙を請求され、先方の分からないキーワード3点ほど、補足説明のペーパーを追加して提出するように求められました。原稿確認時に屋号が間違っていたので指摘したのですが、間違ったまま掲載されるというおまけ付きでした。

取材を受けた時、公称部数3万部ということでしたが、実際には1件も問い合わせがありませんでした。時間だけを浪費した印象です。

 

メディアはあてにしない

今は調べたいことがあったら、その場でスマートフォンなどを使って検索することができます。雑誌などのメディアに出たり、ポータルサイトに出たところで、それほどのメリットはありません。

メディアに紹介されるまでの時間、メディアで思い通りに紹介されないリスク等を考慮すると、最初からメディアはパスする方が良いと確信しています。

 

とある経営者に聞いた話だと、テレビでも民放での紹介だと効果がないけれど、民放に何回か取り上げられるとNHKに紹介されるチャンスがあり、NHKに出ると絶大な効果があるとのこと。ただ、流通業なら問い合わせ増に対応できますが、自分の商売では対応できません。静かに着々とやっていくのが良さそうです。

 

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・これから創業したい

・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい

・フランチャイズに加盟してみようかと考えている

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。

 

あとがき

新型の日産リーフがEVとして400キロ走るとか。充電については、パソコンでもスマートフォンでもカタログ通りでないので、今回のリーフがどの位走れるのか注目です。