評論家でなく、経験値を積むことが「事業承継」の第一歩

サッカー日本代表がこれだけ強いと、1億総評論家状態です。ただ、にわかと本当に詳しいのとでは異なります。会社経営もこれと同じで、評論家ではなく、実際に責任を持って推進して成果を出すことが重要です。

評論家と実務家

自分は最初に入った会社の入社式で「何事も評論家でなく、実務家になること」を 当時の社長から訓示をいただきました。当時はそれほど深く考えませんでしたが、ネット全盛の今となっては強く感じることがあります。

評論家は自分で何かをするわけではなく、後追いであれこれ批評する方です。今回のサッカーでも「引き分けで満足しているようでは日本はまだまだ」という論評を張っている方もいますが、後からなら何とでも言えます。むしろ、親善試合で負けっ放しのチームをここまで立て直した西野監督には賞賛の気持ちしかありません。

 

実務家について

実務家は、与えられた条件で最大の成果を出そうと努力する人材のことだと思います。「プロジェクトX」という番組で、苦難にも負けずに成果を出そうとする取組が紹介されることがありますが、現実は100%の条件が揃うことはありません。十分な資金がない、強力なライバルがいる、組織が一枚岩になっていないなど、様々な制約条件がある中で、その中でのベストを出そうとする取組に感動するからこそ、そういう番組があるのだと思います。

 

事業承継は後継者を実務家にすること

事業承継の相談に乗ると、経営者が後を託そうと考えている方と経営者の意識に差があるのが普通です。自分も父が会社の経営をしていましたが、自分には経営を引き継ぐ意志はなく、本当に経営のことを考えるようになったのは自分で会社を作ってからです。順調に経営しているように見える会社であっても、全ての条件が100%になることはありません。

事業承継というと、株式の引き継ぎや不動産などの資産の承継がクローズアップされますが、一番重要なのは、後継者を育成して、次の計画を作ることです。

「評論家から実務家へ」これから多くの会社が事業承継を必要とするようになりますが、多くの経営者のお役に立ちたいと考えております。事業承継については、自分一人でサポートするというよりも、税理士さんとサポートするコトが必要です。お問い合わせいただければ、経営面でのサポートをいたしますので、連携したいと考えております。

 

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

得意分野はフランチャイズの本部立ち上げですが、会社の成長につながる経営計画作り、補助金申請など、ビジネスの成長、新規立ち上げをサポートしています。

・創業時の創業計画、創業融資獲得

・店舗の収支改善、集客、多店舗展開・フランチャイズ展開→ハンズオンで支援します

・資金調達のための事業計画(銀行から言われたら一緒に作成します)

・日本政策金融公庫の経営力強化資金(通常より低利です)

・新しいことに挑戦する経営革新計画、経営力向上計画

・ものづくり補助金など、補助金申請

・会社の成長戦略を描くための早期経営改善計画(費用の3分の2は補助金使えます)

特に得意なのはサービス業、リサイクルビジネスです。

このブログは情報発信のために平日はほぼ毎日書いています。

 

あとがき

今日は夕方から懇親会があったのですが、話題はサッカー一色でした。大会が始まる前は全く期待されていなかったので、盛り上がってきて良かったです。