小池都知事の圧勝! 圧勝要因は以前からのハラスメントから始まっていたかも

昨日の東京都知事選、都民ファーストの会というできたばかりの政党が第一党になりました。

今回の都知事選について

東京都知事選に先だって、東京都の築地市場の移転問題がありました。築地の市場に留まるのか、豊洲に移転するのかをはっきり意思表明しない(できない)小池知事に対して、マスコミは「決められない知事」「都民の税金を無駄にしている」というネガティブな報道を繰り返していました。

ただ、選挙戦に入ってから、自民党政治家の暴言、失言、加計問題などがあり、市場のことは争点にならなくなりました。そして、自民党東京連会長の献金疑惑が止めを刺した印象です。時代を先読みしている小池都知事もすごいのですが、自民党の旧態依然ぶりがあぶり出されて自滅した印象です。

 

自民党政治家のハラスメント報道が印象に残った

マスコミが報道していることが本当のことばかりでないことは分かっているのですが、みんなが興味津々で印象に残ったのは、自民党政治家が「威張っている姿」だと思います。

以前は、会社でも上司からいきなりどなられたり、「お茶くらい入れろ」とくだらない命令をされることは日常茶飯事でした。今はそんなことをしたらハラスメントになりますので、会社で威張る人はいないと思います。

ただ、政治の世界は古い体質なのか、そういう人が珍しくないようで映像や音声で多くの人の印象に残りました。自民党の大敗の一因だと思います。

 

前知事や自民党都議の態度が嫌われ、今回の選挙に影響が出た

そもそも都知事が交代になったのも、前知事が「自分は東大出た政治学者なんだ」という威張った態度で、せこいことをしていても素直に謝らなかったところから始まっています。本人は反省していないので「あれはサーカスの見世物だった」という本を書かれたようですが。

ただ、都民は前知事のことを決して許してはいません。

その後、都民から圧倒的な支持を受けた小池都知事に失礼な対応をしたり、写真撮影を拒否して追い返したりという対応をしたことで、都民の怒りが自民党都議会議員に向かっていました。以前にも女性議員に「お前が産めよ」というセクハラ的なヤジを飛ばした自民党議員もいました(残念ながら、その議員は今回当選してしまったようです)。

 

今回の選挙で、古い体質の自民党議員の多くが淘汰されました。社会的な地位によって一方的に相手に不愉快な思いをさせるハラスメントは許されるものではありません。ビジネスの世界でも、そういった言動は絶対に許されないことを認識するべきでしょう。

今回の選挙は世の中の常識が大きく変わったこと、それに対応できない政治家が排除されたという点で、とても印象深かったです。。

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・これから創業したい

・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい

・フランチャイズに加盟してみようかと考えている

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。

 

あとがき

昨日の夜8時、NHKの選挙番組が始まるのをかたずを飲んで見守っていました。自分の住む杉並区でも都民の2人が圧倒的な得票状況で、「いくら何でも勝ちすぎだろう」と感じたのですが、6人が当選する大選挙区ということもあり、自民党からも2名当選し、今までと変わらない結果でした。