中小企業診断士、FC×融資コンサルタント山下です。
経営改善を伴う財務診断書についても当社でサポートいたします。
産業廃棄物収集運搬業、財務診断書について
他の事業者が発生させた産業廃棄物の運搬を業として行おうとする場合には都道府県知事の許可が必要となります。そして、許可の有効期限は5年になりますので、引き続き業務を行う際には更新が必要になります。
ただし、以下の要件に当てはまれば、「財務実績計画書」、「財務診断書」の提出が必須になります。
(埼玉県 許可申請手引きより)
①直近期:債務超過
②過去3年分決算を通算すると経常損失(赤字)になっている
→①②両方当てはまる場合は、「財務診断書」が必要になり、中小企業診断士か公認会計士による診断書面と有資格者の登録証の控えが求められます。
財務診断書作成について
中には、FAXのやり取りだけで済ませてしまう事業者もあるようですが、当社では1度だけ面接の時間をいただきます。内容的に、どのように債務超過を解消させるのか経営者と確認する必要があるからです。
手順は以下のとおりです。
・事前に会社概要、決算書(3期分)を見せていただく
(データで送って貰えれば十分です)
・アポイント取得時に、決算書の不明点を確認
・訪問時に今後の方向性について確認(1時間程度)
・診断書の作成、内容確認(必要があれば、電話にてご説明します)
・押印した書面を提出
→提出が必要な先の様式に合わせて作成します。
財務診断書の活用について
財務診断というと、財務上の安全性やら、効率性などを論評するのですが、重要なのは「未来に向けての視点」です。過去のことは振り返りをきちんと行い、改善しなくてはならないポイントを押さえ、今後改善していくことが重要です。
例えば、軽油の価格が上がってしまっているのであれば、取引先に対してはエビデンスを示した上で運搬価格を交渉しましょう。中々認めてもらえないかもしれませんが、どれだけ上がっているかを示し、どのくらいの単価設定をしたいのかを主張することが最初の第一歩です。明らかに同業他社よりも高い金額を提示してはダメですが、経営努力をした上で必要なことであれば主張していくのが経営者の仕事だと思います。
事業者様、士業様とのご連携も歓迎です
財務診断については、事業者様の方で中小企業診断士や公認会計士を探すケースもあれば、行政書士様などの士業の先生が探すケースもあると思います。どちらのケースであっても、迅速、事業者様の手間をかけずに取り組みますので、どうぞよろしくお願いいたします。
当社であれば、面談時の交通費+報告書作成費用(通常は8万円+消費税)で実施しますので、どうぞよろしくお願いいたします。
◆自己紹介
私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。
得意分野はフランチャイズの本部立ち上げですが、会社の成長につながる経営計画作り、補助金申請など、ビジネスの成長、新規立ち上げをサポートしています。また、最近、スモールM&Aのサポートも始めています。
・創業時の創業計画、創業融資獲得
・店舗の収支改善、集客、多店舗展開・フランチャイズ展開→ハンズオンで支援します
・資金調達のための事業計画(銀行から言われたら一緒に作成します)
・日本政策金融公庫の経営力強化資金(通常より低利です)
・新しいことに挑戦する経営革新計画、経営力向上計画
・ものづくり補助金など、補助金申請
・会社の成長戦略を描くための早期経営改善計画(費用の3分の2は補助金使えます)
・スモールM&A(外部への会社/事業売却)のお手伝い
あとがき
今年も残り1ヶ月。大きな変化があったようななかったような1年でしたが、比較的自分の時間を取れるようになったのが大きな収穫でした。