頭の良い人の中には、直感的に結論を示せる人もいます。ただ、プロとしてレポートを書くには、結論に至った経過を示す必要があります。
レポートの執筆
自分は仕事で業界のレポートを書くことがあります。その時に留意していることは3つです。
・事実を丁寧に拾う
・事実から言えることをまとめる
・まとめたことを表やグラフにする。それが無理なら箇条書きにしてポイントを示す
自分は仕事としてレポート執筆を任されていますが、それほど文章力があるわけでも、理解力があるわけでもないと思っています。そのため、誰が読んでも分かるように丁寧に執筆しています。
事実を拾うということ
事実には2つ有ります。1つはレポートを書くために収集した情報で、企業の内部データや消費者アンケートを行う事で明らかになったことなどが含まれます。もう1つは、や業界団体の統計データ、新聞報道や雑誌の報道で一般的に知られていることなど、調査先を直接調べたものではありません。
特に、後者の新聞報道などで知られていることについては、誰もが知っているかどうか疑わしい部分があります。そのため、資料の出所を明らかにし、その資料があるが為に言える結論を示すことが出来ます。
事実をつなぎ合わせて説明する
手元にあるデータについては、データとデータを掛け合わせながら推論していきます。学術論文だと事実の定義が厳格ですが、業界レポートなどでは出所を示しながらどんどん使って深掘りしていきます。
ただ、何かを断言するには根拠が必要ですので、AだからBなど、因果関係を意識しながら記述していきます。Aで出てきた数字を異なった単位で出し直す際には、何をどのように加工して言えることなのかを明確にします。
その際、結論ありきで決めつけで書くのでは無く、結論を導いたロジックが不可欠です。
中小企業診断士の2次試験は試験勉強の最中に「ロジカルに記述すること」をたたき込まれます。感覚値でしかないですが、試験に合格された方の8割はロジカルに記述する訓練が出来ています。
一方、こういった論理的な思考ができていない方はレポート書くのが難しいです。頭の中には答えがあるのですが、どのように答えが出てきたのかは説明できません。
レポートの執筆は中小企業診断士の最重要スキルです。誰が読んでも分かりやすい経営計画、サポートさせていただきます。
◆自己紹介
私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。
・これから創業したい
・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい
・フランチャイズに加盟してみようかと考えている
こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。
あとがき
今日はダージリン紅茶の1番摘み、「DJ1」を飲む機会がありました。紅茶と言うよりも日本茶に近い味で美味しかったです。