セミナーの評価と効果について考えてみた~「普通」でも良いケースもある

先日、セミナーに登壇したところ、「とても良かった」「まあ良い」「普通」という評価におおむね3分されました。通常は「普通」が付いたらまずのですが、今回は別のことで評価されました。

セミナーの評価

大抵のセミナーでは終わった後に評価点をいただきます。通常は「大変良かった」か「良かった」が付きますが、先日のセミナーでは「普通」という評価が目立ちました。

本来は「普通」という評価が付くのは良くないことなので、原因を考えました。

・もともと期待していたことを超えていない

・だいたい分かっていたことだった

今回のセミナーの趣旨

通常、セミナーは話をする内容のオリジナリティが問われます。それが基礎的なことであれ、今まで知らなかったことであれ、聴いている側にとって斬新な切り口だとインパクトが生じます。

ただ、今回のセミナーは、補助金採択者の手続きについて説明してほしいというオーダーでした。したがって、目新しい切り口があるものではありません。補助金採択後に配布される「手引き」に従って丁寧に解説しました。その意味では「普通」であるのは必然でもあります。

ただ、60ページもある手引きの内容から、みなさんが分かりづらいことについて例を示しながら説明していますし、書き方例も示しています。分かってしまえば簡単なことでも、最初の理解としては易しく解説しています。

別の評価項目

実は、今回のセミナーについては主催者側に別の狙いがありました。小規模事業者持続化補助金をきっかけにして、経営力向上計画や経営革新計画について興味を持ってほしいということです。

今回のセミナーでは、「次の経営課題、成長戦略を見つけていくためにもご相談ブースを活用ください」と案内したところ、相談希望の方が非常に多かったのです。そのため、主催者は喜んでくれました。

セミナーの目的

セミナーには大きく2つ目的があると思います。

1つは、受講者に「物知り」になってもらうセミナーであり、「大変役に立ちました。ありがとうございました。」と言ってもらえばOKです。

もう1つは、「次の行動を促す」ことです。今回であれば、経営革新計画など次のアクションに興味を持ち、専門家相談を活用しようという動きがみられました。

講演であれば、みなさんに広い知識を楽しく提供することが求められるのでしょうが、仕事につなげるセミナーでは、内容は普通でも次の行動を喚起する方が良いです。

今回は公的機関からの依頼で、先方の期待に添える内容でしたが、次回以降は自分の仕事で次につながるセミナーを企画したいと改めて感じました。

◆自己紹介

私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・これから創業したい

・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい

・フランチャイズに加盟してみようかと考えている

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。

あとがき

最近、体重のことを気にしているせいか、食べるものにも気を使っています。無理なダイエットはしていませんが、食べる量を少しだけセーブしています。なかなか効果が出ていませんが、「継続は力なり」で頑張ります。