補助金申請の書き方を考える

もの補助に続いて、今度は「小規模事業者持続化補助金」の申請が重なってきました。といっても、商工会に来週20日(水曜日)には持ち込まなくてはなりません。1週間に2件サポートしなくてはならないので、思いついたことを書いていきます。

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1問1答式で書かない方がよい

今回の小規模補助金は「販売促進」活動に対して出る補助金です。そのため、どうして販促活動をするのかということを経営に必要な考えのプロセスとして書いていく必要があります。聞かれた問いに答えているだけでは十分にPRできない可能性があるのです。

 

具体的な書き方の例

たとえば「企業概要」という項目がありますので、普通にどういうことをしていて、どういう体制(人員)の会社であると書いてしまいがちですが、それでは十分ではありません。そこでは、販売促進する商品から逆算して、どういうこだわりを持っている会社で、どうしてその商品を開発したのかについて書くべきです。

そして、顧客ニーズ・市場動向についても、漠然と業界全体の市場規模や動向を書くのではなく、「小規模事業者」が着目したニッチなマーケットの特異性を書くべきです。どうしてその市場に着目したのか、そして、その市場はこれからもニッチで有り続けるのかという点について書くと良いでしょう。

自社の強みについても、どうして自社が選ばれるのか、これからも選ばれるのかという点を内部で有するノウハウだけでなく、顧客の声を混ぜながら紹介しましょう。

そして、経営方針・目標・今後のプランですが、ニッチな市場にどのように訴求していくのか、数値目標をどうするのかを明確にします。その上で「・・・をする」と今回お金を使う部分について列挙すべきです。そして、いつやるのかが必要です。時期と取組を具体的に示すよう、募集要項に示されていますので、しっかりと書きましょう。

 

今回の小規模事業者持続化補助金では「審査の観点」としてどこを重視しているのかがはっきりと示されています。審査の観点に書かれている内容を書くとしたらどの設問なのかを逆算しながら書いていくと、申請書を読んで採点する人にも分かりやすいものになるでしょう。

補助金関連が増えて、事業者にとってもありがたい環境になりましたね。何年か前は「電気の自粛」など、非常に仕事しづらい環境だったことを考えると、ありがたいことです。

 

あとがき

今現在使わせていただいているコワーキングに新しい方が入ってこられました。まだまだ認知度が低いのでしょうが、仲間が増えるのは嬉しいです。