フランチャイズ選びで重要になるのは、本部が加盟店にどのようなサポートをしてくれるかです。これを間違えると、本部に払うロイヤルティを捨てるようなものです。

加盟店へのサポート①オープン支援

フランチャイズ本部は、店舗をオープンさせるノウハウはほぼ100％持っています。何故なら、本部は店舗をオープンさせないとロイヤルティが入ってこないからというのが本音ですが、割と店舗のオープンは定型化しやすい業務でもあります。そのため、オープン前のいつごろに何をするというのはパターン化していることも多いです。

店舗のオープンサポートとオープン前の研修について、パッケージ化し、加盟金とは別に費用を請求する本部が多いです。

加盟店へのサポート②ＳＶ

ＳＶはスーパーバイジングのことで、多くの本部は専門の経営指導を行うメンバーをおいています。ＳＶの派遣は月１回程度の派遣が多く、交通費は加盟店負担のパターンもあれば、本部がロイヤルティに含んでいることもあります。

ＳＶは指導のポイントを明確に決めて訪問してくるところもあれば、訪問する指導員任せにしているところもあります。後者だと指導ではなく、加盟店の「御用聞き」になってしまうこともあり、本部として指導内容が明確にされているフランチャイズの方が良いでしょう。

加盟店へのサポート③本部イベント

ＳＶは本部指導員が店舗を訪問してする、１対１の関係ですが、加盟店が多数集まるイベントを本部が企画してくれるかどうかも重要です。情報は本部だけでなく、ＦＣからも入ってくるからです。

中には、加盟店オーナー同士の横の交流を嫌う本部もありますが、加盟店・直営店が集まって情報交換をすることで、普段店舗に来るＳＶからの指導内容とは異なった情報を収集するのは重要なことです。

このような加盟店指導内容が事前に開示されているかどうかはとても重要です。特段情報を開示していない本部は、加盟店サポートが薄いと判断してもよいかもしれません。

良いフランチャイズは本部の方針が明確だし、直営・ＦＣを隔てなく、現場で起こっていることを重視します。是非、本部がどのようなサポートをしているのかを確認してから契約してください。

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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

あとがき

全国に７００店舗を抱える介護のＦＣ本部が異業種に身売りしたニュースもびっくりしましたが、１年足らずで買収先の会社が元の創業者にタダ同然の価格で売り戻し、創業者を訴えたのにはもっとびっくりしました。介護が難しい業界なのは分かるですが、損切りが早いような・・・