地域ぐるみの集客策~諏訪市の取組

白樺湖にある日帰り温泉に行って、隣の諏訪市のチラシがたくさん置いてありました。諏訪市では夏は毎日花火を打ち上げ、8月から9月にかけて「まちじゅう芸術祭」を開催しているようです。その集客策について記してみます。

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諏訪市の観光資源

諏訪市の中央には諏訪湖があり、湖の周りには温泉が出ますので、湖に沿って温泉旅館が建ち並んでいます。周辺には「霧ヶ峰高原」があり、諏訪大社もあります。味覚としては、蕎麦と鰻が有名であり、日本酒の酒蔵やワインも有名です。

イベントとしては、花火が有名です。諏訪湖から4万発を上げる花火大会の日は市内だけでなく中央道の諏訪湖SAが大混雑します。その他にも「新作花火競技会」でも多くの人で賑わいます。

 

諏訪市の夏〜秋の取組

①夏休み期間は、花火を毎日打ち上げ

20:30から15分間、毎日800発を打ち上げるそうです。

②毎週日曜日に朝市を開催

地元の野菜や特産品を販売する朝市が販売されます。

③美術館、博物館の巡り放題チケットを販売

諏訪湖の周辺に美術館や博物館が17施設あり、共通パスポートの販売や、各施設でのワークショップやコンサートなどを開催

④酒蔵めぐりの企画

諏訪市にある5つの日本酒の造り酒屋では、それぞれの酒蔵の日本酒を飲み比べることができる「酒蔵めぐり」を開催しています。クーポン自体はイベント開催日以外は使えるようです。そして、「呑みあるき」を開催しているときは豚汁や漬け物が振る舞われ、楽しく飲み歩くことができるようです。次回、10月3日には、JRの臨時列車が松本から出るようです。

 

史跡と美術館、ウナギを楽しんできました

史跡として訪れたのは「高島城」。この地域を治めていた諏訪氏のお城です。この城は明治の廃藩置県の際に取り壊されたそうですが、昭和45年に市民の声によって天守閣が再建されたようです。3階建ての小さなお城でしたが、諏訪市の中心部と諏訪湖を一望することができ、天守閣内の諏訪市の歴史と合わせて、勉強になりました。

美術館で行ったのはハーモ美術館です。温泉街とは反対の下諏訪地区にあり、アンリ・ルソーやダリの絵をじっくりと鑑賞できました。都内の美術館とは違って、適度な混み具合でじっくりと絵画を鑑賞できました。写真はダリの彫刻です。

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最後に、お昼は地域の特産品、ウナギを食べてきました。下諏訪うなぎ小林というお店で楽しんできました。諏訪市や茅野市に「うなぎ小林」というお店がいくつかあるのですが、こちらの店は「下諏訪うなぎ小林」という名称で、何らかの事情でのれん分けになっているようです。13時半という遅い時間でしたが、駐車場には車もバイクも沢山駐まっていました。

 

諏訪という地区には温泉があり、JRの駅もあり、高速のインターも近いというイメージでしたが、集客のための仕掛けをいくつもされているようでした。自分はそれほどお酒が強くないので、日本酒の飲み比べは無理ですが、機会があれば、そういうイベントに参加してみたいなと思いました。

 

私、山下哲博はフランチャイズを専門分野とする、小規模事業者のビジネスサポーターです。創業やフランチャイズを含む多店舗展開、店舗の売上向上など、サポートしております。以前、観光に係る仕事をしていたことがありますので、連休中に見てきたことを前回に続いて書いてみました。最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

シルバーウィークの上りの渋滞ピークでしたが、朝方出発して無事に帰ってきました。渋滞12キロに巻き込まれてしまいましたが、トータルで1時間プラス位のロスで済みました。事故がなかったのが何よりです。