マクドナルドの「FC支援」を考える

今日(5月2日付)の日経の記事でマクドナルドの記事が出ていました。

マクドナルド赤字145億円 客離れ、FC支援重荷

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本部のFC支援

FC本部が不振にあえぐFC加盟店を支援するのはさまざまなやり方があるとは思いますが、通常のやり方としては2つあります。

・腕の良いスーパーバイザーを派遣、赤字店舗の建て直しを図る。

・FC店舗を含めたキャンペーンを展開→FC加盟店からの広告料を減免

ロイヤルティは本部の財政基盤に直接関わるので、通常はそこは減免しません。今回のマクドナルドはいわば身を削って、ロイヤルティを削減し、本部は大赤字になりました。

 

FC本部のあり方

フランチャイズというシステムが成り立つのは本部がしっかりしていて、広告や集客施策等のマーケティング、魅力あるメニュー開発、人材育成の仕組みが整っていることが前提になります。当然そのためにはお金もかかります。したがって、ロイヤルティはチェーン全体の成長のために必要な原資です。

今回、マクドナルドがロイヤルティを削ったというのは大きい本部だからできることであり、通常のFC本部はそこまでの体力はありません。

今回のマクドナルドの大不振については一過性のものでは無く、マクドナルドというチェーンそのものに消費者が離れてしまっています。FCからしてみれば、ロイヤルティ減免はありがたいけれど、かつての賑わっているマクドナルドが戻ってきて欲しいというところだと思います。

 

FC店舗の収益性

フランチャイズは本部にロイヤルティを払わなくてはなりません。本部はロイヤルティがあるからチェーン全体のために様々な広告展開や新たな取り組みをすることができます。つまり、フランチャイズの店舗は業界の平均よりも利益が出ていることが前提になります。ロイヤルティが売上の5%に設定されていて、通常のハンバーガーショップの売上高対営業利益率が10%であるなら、フランチャイズ店舗は15%近くの利益率を確保できないと、加盟店の経営は苦しくなります。広告宣伝費という考え方もできますが、FC加盟店は自らの努力で削減できる経費でないので、ロイヤルティ分は儲かるビジネスモデルになっていないと長期的には経営が厳しくなります。
したがって、本当に儲かるのか、業界平均よりもロイヤルティの分利益が出ているのかについて、FC加盟を検討する際に資料を請求して検討してみてください。

 

最後までお読みいただきましてありがとうございました。

 

(あとがき)

GWに突入しましたが、私は新たな商売ネタを仕入れるべく、セミナーに参加しています。本日2日から6日まで5日連続です。さすがに家族にも不評なので、罪滅ぼしをしなければと考えております。