コト消費が盛り上がっています!

今日は神宮球場でプロ野球のデーゲームがありました。久々に観に行こうかなと思ったのですが、どうも混み合うようだったので見送りました。

スポーツイベントが大盛況

私が行くのは野球とサッカーです。本格的に見出すと、メジャーリーグの野球やヨーロッパリーグのサッカーと、レベルの高い試合をみるのでしょうが、私が見ているのは国内のリーグ戦です。それも、東京ヤクルトスワローズとFC東京という東京ローカルのチームです。

サッカーは元々地域色を強めるという方針で運営されていますので、地方のチームでは熱い応援が繰り広げられています。逆に、東京は大都市過ぎて、調布市の東京スタジアムを本拠地としているFC東京が東京都民から注目を集めることは滅多にありません。今は武藤選手が取り上げられていますが、他にも沢山のイベントがありますので、サッカーが注目されることはそれほどありません。

昔から「スタジアムを満員にする」というプロジェクトがチーム主導で行われ、シーズンチケットを持っている人宛に招待券が配られるなど、努力はしているものの、東京スタジアムが満員になることは何年もありませんでした。

しかし、昨シーズンの後半くらいから4万5千人が入るスタジアムのチケットが完売になり、実入場者数4万人を超える試合が珍しくなくなっています。スター選手がいて、順位はそこそこ上の方ですが、今までにはなかったことです。

S IMG_6767

これは、野球の方にも言えます。東京ヤクルトスワローズは野村監督が采配をとっていた黄金時代もありましたが、今は万年Bクラスのチームです。今期は開幕当初は首位にいましたが、今はBクラスに戻っています。こちらも今年はチケットの完売が目立っています。野球は年間指定席として売れているシートが埋まることは滅多にないので、内野席は空席が目立ちますが、チケット自体は完売になっています。GWの対広島戦はカープ女子という言葉が社会現象になっているだけあって、何日も前から3日ともチケットが全て完売になりました。

 

コト消費

最近は、モノが売れるのではなく、コトが売れるのだと言われます。音楽であれば、CDではなく、LIVEでアーティストの奏でる音が求められ、スポーツであれば、ネットやテレビで見るのではなく、試合が行われている現地で見て、集まった人たちと瞬間を共にしたいという要望があるようです。

デジタルものでも、Appleの製品は製品発表からネットで盛り上がり、現地で夜通し並んで販売日に手に入れるということが賞賛される雰囲気があります。

ビジネスでも、単にスペックや情報だけを発信するのではなく、お店と得意客のふれ合いや特別なサービス、ユーザーどうしの情報交換などが求められるのではないかと感じます。店主のこだわりの商品やサービス、ユーザーからのレビューなど、双方向の情報を意識すると、お店のファンが増えるのではないでしょうか。

フォーマット通りの店舗も良いのですが、店舗に来ないと得られない情報があると、飽きられない店舗になりそうです。

 

あとがき

プロスポーツは目の前で緊張感のある試合をしてくれ、結果的に勝つとファンは喜びます。しかし、野球の優勝チームの勝率は6割あるかどうかです。毎回勝つことは難しくても、次こそ勝って欲しいと思わせることができると、ファンの再来率が上がりそうです。