事業計画のハイライト、売上見込を予測する

事業計画策定の相談を受けると、皆さん新しい事業について雄弁に語ってくれます。相談を受ける側としては、冷静に突っ込んでいくところです。

↑新事業計画の一例

売上は結果であるが、売上を上げるための計画でもある

どんなに優れた構想であっても、売上につながり、最終的に収益をもたらすものでないと長続きしません。新事業が収益をもたらすまでに時間がかかるのであれば、それまでの間、どうやって凌ぐかを検討する必要があります。

売上というものは取組の結果として出てくる数字ですが、そもそも、数字が出ない計画では意味がないわけで、売上を上げるために計画を立てるのです。

 

数字を作るための前提

数字はエイヤでも作れますが、根拠も無しに作っても意味がありません。理想は積み上げていくことです。積み上げの中には、既にできること、見込みでできそうなもの、チャレンジしていくものがあります。

自分がチャレンジの数字を考えるときは「確度」を反映させています。受注確率が20%なのか、80%なのかを売上が実現したときの数字に掛けています。売上が実現すれば30万円の案件に対し、20%を掛ければ6万円として目標数字に入りますし、80%と見込めば24万円を目標数字に入れて月の予算を作ります。

 

能書きは数字になって現れる

このプランは本当に良いんだよ!と熱弁をふるう方がいても、誰がいくらで買ってくれるのかを検討する必要があります。それが20万円の商品であれば、20万円出してくれるのは誰なのか、どれだけの内容なのかを検討していきます。

経営革新計画という都道府県が認定する事業計画がありますが、新しいことへのとりくみであれば、誰をターゲットとして、何に価値を感じて購入してくれるのかを考えます。

 

良いアイディアであるならば、いろいろな人に話して、何人賛同してくれるのか、話した相手が褒めてくれるのであれば、具体的な顧客像についても教えて貰うとよいと思います。売上が実現してこそ経営計画ですので、具体的に作って見たいという方がいらっしゃればお声かけください。

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、これから創業する方、少人数でビジネスをされている方に特化したビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

・これから創業したい

・ひとりビジネス〜3,4名程度の事業主で相談相手が欲しい

・フランチャイズに加盟してみようかと考えている

こんな方に役立つよう、自分の仕事の中からヒントになるものが有ればよいとブログを書いています。

 

あとがき

今週は3日続けての宴席、独立開業してからは3日連続というのは珍しいです。