IT補助金2023 について

補助金は制度は続いていても、年度によって細部が変わっていくものです。2023年度版のIT補助金について公表されましたので記してみます。

なお、こちらの補助金は外部の人間が関わるところはありませんので、質問などは補助金事務局にお願いします(当方ではサポートできません)。

 

IT補助金について

この補助金を使うと、自社の課題やニーズに合った「ITツールを導入する経費」の一部を補助してくれます。今まで手作業で行っていた業務をITツールで自動化することで、業務の効率化や売上アップを目指そうというものです。

ITツールについては、下記プロセス共P-01〜各業種P-06のいずれかを含んでいる必要があります。

 

 

補助金の金額と要件

この補助金についてはA類型とB類型があります。
A類型であれば、上記プロセスは1種類でよいのですが、B類型だと4種類含む必要があり、より網羅的なシステム導入が必要になります。

また、賃上げも必須になりますので、「給与支給総額」を毎年1.5%ずつ引き上げていく必要があります。給与支給総額ですので、人を新たに雇っても達成できますが、従業員が少なくなればクリアするのが困難になります。事業実施効果報告の際に必要になりますので、2025年から2027年の実績が問われます。

補助金をもらうまでの流れ

公募要領にもフローがありますが、分かりづらいので要約してみます。

・gBizIDの取得(補助金申請に必須です)
・ITツールの選定(ITベンダがIT補助金に登録しているか確認)
・ITベンダから申請マイページに招待
・招待されたページから交付申請→交付決定

・ITツールの導入、代金支払
・事業実績報告の作成、提出→補助金交付

・補助金もらった後は「事業実施効果報告」を提出

具体的なプロセス改善内容

具体的に、こんなことができたら良いのにということがあれば、
それに合ったシステムを探せばよいのですが、
今段階では思いついていないかもしれません。

逆に業務共通プロセスの一覧を見てみると、新たな発見があります。
公募要領のP34以降

例えば、こんな感じです。
「予約受付台帳」:店舗側で予約を管理する台帳が該当します。
「決済」    :POSレジ、券売機システム、ECサイト用カート
「経費精算」  :会計ソフトとの連携が必須
「出退勤」   :出退勤管理、シフト作成

業務別システムだと、かなり具体的です。
こちらは、「生活関連サービス業、娯楽業」の内容です。

 

 

当方のサイトもIT補助金を利用

ちなみに、当方が使用しているホームページおよび補助金用特設サイトも
5年くらい前にIT補助金で導入しています。
(既にWordPressで作っているサイトがあったのですが、
IT補助金の勉強のために・・・)

他の補助金は事業計画を作らないとならないのですが、
ITベンダの指示で交付申請のページに情報を入力するだけで応募できました。

詳しいことはITベンダが全て登録する際に把握していますので、
指示に従って申請すれば大丈夫です。
生産性向上はこれから必須ですので、IT投資も検討してみてください。

 

《あとがき》
例年より暖かくなるのが早く、明日(3/15)にも桜が開花するとか。
4/2に花見ゴルフを予約しているのですが、葉桜になりそうです。。。