フランチャイズ展開、5ステップ ⑤加盟店管理

多店舗展開に興味を持っている方は「フランチャイズ展開」したいと
考える方が多いのですが、商売のやり方を教えてあげることでも
ありますので、管理の仕組みを作っておかないと後で大変なことにもなります。

最低限準備すること5つ、最後は「加盟店管理」です。

加盟店管理について

加盟店管理の第一歩は「契約書づくり」です。
本部としてどういうサポートをして、加盟店が何をしても良いのか、
取り決めが守られなかった時にどうなるのか、
「権利と義務の関係」を文章で決めておきます。
ここが曖昧だともめ事になりますし、判断基準がぶれてしまいます。

契約書の内容

大まかには以下の流れで取り決めます。
・契約の基本的な内容
・本部への支払い事項
・営業地域
・開業準備
・店舗の運営
・店舗オープン後の継続的な指導
・商標および営業秘密
・顧客情報の扱い
・契約の変更、終了
・契約終了後の措置

フランチャイズは「営業権」を意味しますので、
加盟金やロイヤリティ支払いによって、本部のノウハウが詰まった
商売の仕方を教え、屋号を名乗ることを認めます。
その代わり、やってよいことと悪いことを示し、
やってはいけないことについては予め契約書に明記しておきます。

契約書の作り方

何もないところから弁護士さんに依頼すると、費用もかかりますし、
フランチャイズ契約に明るい弁護士さんばかりではありません。

安上がりなのは「フランチャイズ契約のひな形」としてネットで拾えるものから、
自社に当てはまる内容を取捨選択して、ある程度契約書の案を作った上で、
弁護士さんにリーガルチェックをお願いすると良いでしょう。

ただ、ひな形としてネットで拾えるものが正しいとは限りませんし、
本来は契約書に盛り込んでおいた方が良い内容が漏れている可能性もあります。

お勧めは、ある程度フランチャイズ展開に関わっている専門家と
業務の棚卸しをして、必要な取り決めの内容を検討していき、
最後にリーガルチェックすると良いでしょう。
なお、フランチャイズについては、ある程度の確率で弁護士さんに
お世話になる事が出てきますので、リーガルチェックするタイミングで
弁護士さんと顧問契約しておくと、加盟店ともめ事になった際に
スムーズに打ち合わせできます。

《あとがき》
桜の時期といえば、花粉症のピークです。
薬飲んでいるので、鼻水などの症状は出ないのですが、
副作用で眠くて、眠くて・・・という感じです。

昼のどこかで仮眠取って、夜は早く寝るようにしています。