フランチャイズの本部作りに必要な要件

フランチャイズ関連の展示会に行くと、商売が上手くいっている事業者様から本部構築の相談を受けます。その時にお話しているのは、絶対に必要な要件、成功に必要な要件です。

フランチャイズ本部の基本要件

フランチャイズは加盟店を募集して、直営店と同じ商売をする権利を与えるシステムです。そのため、最初に必要になるのは「ひな形」になる店舗です。そして、他の会社にノウハウを指導する仕組みが必須になります。ノウハウはマニュアルとして目に見える形にする必要がありますし、教えてあげる指導員も必要です。

・店舗の「ひな形」

・ノウハウが形式化された「マニュアル」

・ノウハウを指導する「指導員(SV)」

 

本部を守るための要件

フランチャイズ本部は加盟店にノウハウを模倣されたり、有名になることで真似されたりというリスクがあります。そのため、法律などによって本部を守って行かなくてはなりません。具体的には名称やロゴマークを守るための「商標」、本部の立場を守る「契約」が必要です。

・名称やロゴを「商標」として登録し、後から同じ名称を使わせない

・加盟店の権利や義務を「契約」として定め、トラブルを防ぐ

 

成功する本部の要件

上記の内容は基本的なことで、それがないと成り立たないというものですが、仕組みだけ作っても成功するとは限りません。やはり、成功には加盟店とのwin-winの関係作りが必須であり、双方が「儲かる」ことが必要です。

とはいっても、必ず儲かるビジネスはありませんし、条件が変わった際にも成功できるとは限りません。そのため、幅広い条件で成功できるフォーマットを作ることと、環境変化に対応してビジネスを絶えず磨いていくことも求められます。顕著なのはコンビニエンスストアであり、ユーザーニーズを先取りする形で商品開発を進め、今のような形が出来上がっています。

また、仕組みが良いだけでは十分でなく、加盟店を開発する部隊も必須です。良い仕組みを外部に伝え、加盟店を募集していく営業体制が必要です。

 

これらをトータルでバランス良く揃えるには、外部のコンサルタントがお手伝いした方がスムーズにいきます。外部からのサポートをご希望でしたら、是非ご相談ください。

 

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

得意分野はフランチャイズの本部立ち上げですが、会社の成長につながる経営計画作り、補助金申請など、ビジネスの成長、新規立ち上げをサポートしています。

・創業時の創業計画、創業融資獲得

・店舗の収支改善、集客、多店舗展開・フランチャイズ展開→ハンズオンで支援します

・資金調達のための事業計画(銀行から言われたら一緒に作成します)

・日本政策金融公庫の経営力強化資金(通常より低利です)

・新しいことに挑戦する経営革新計画、経営力向上計画

・ものづくり補助金など、補助金申請

・会社の成長戦略を描くための早期経営改善計画(費用の3分の2は補助金使えます)

特に得意なのはサービス業、リサイクルビジネスです。

このブログは情報発信のために平日はほぼ毎日書いています。

 

あとがき

サービス業のフランチャイズでは様々なビジネスが出てきます。展示会に行くと大変勉強になり、刺激を受けます。

研修の仕事に入るので、明日から暫くブログ更新をお休みします。