FC加盟の権利と義務③本部指導員との関係

北海道でフランチャイズ&起業フェアに登壇します。お話することを何回かに分けて書いていきます。フランチャイズ加盟を検討する際のエッセンスになりますので、続けてお読みください。

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本部指導(SV)のペース

フランチャイズに加盟すると、店舗オープンまでとオープン後の定期的な指導があります。両方ともどの位の指導をしてくれるのかについてフランチャイズ契約書に書かれていることが一般的です。

店舗オープンまでは、チェーン全体の統一感を守るためにSVが頻繁に訪問してきて、店舗仕様を確認します。もちろん、確認ばかりでなく、店舗責任者や店舗スタッフへの指導も行います。全ては直営店がオープンするときと同じように立ち上げるためです。

店舗がオープンした後は訪問の頻度が落ち着き、月2回くらいのペースになるのが通常です。しばらくすると月1回くらいになるでしょう。ただ、訪問のペースは本部の考え方次第です。

中にはコンビニエンスストアのように、頻繁に訪問してくるチェーンもあるかもしれません。最大手のセブンイレブンでは週に2回訪問があるようです。1日4店舗訪問する日が週に4回あるので8店舗まで回ることができ、週に1回は本部で会議、週2回お休みというのがルーティンだと聞いたことがあります。

本部指導員が店舗を訪問するには費用が掛かりますので、その費用は加盟店から取ることになります。本部がきめ細かく指導してくれるのは良いのですが、その分、加盟店にも負担が掛かります。

なお、本部から遠方の加盟店を訪問するには費用がかかります。加盟店に交通費、宿泊費を請求する場合と、本部が負担するケースがあります。本部負担といっても、その原資は加盟店からのロイヤルティになるので、遠方の加盟店に直接請求するか、加盟店全店で費用を負担するのかの違いです。

 

黒字化できると、店舗指導の必要性は薄れるか?

店舗が立ち上がって黒字化するまでは大変ですが、一旦黒字化することができると、店舗の中にもある程度ノウハウが溜まってきます。そうなると、加盟店にとっては、本部からの訪問はそれほど頻繁でなくても良いと感じるようになります。本部から指導員が来れば様々な質問を受け、売上報告などが求められるので、時には煩わしい面も出てきます。それでも、本部は指導員を定期的に派遣してきます。それは、加盟店が当初の取り決め通りに運営されているかを確認するためです。加盟店が勝手な運営をしていないかを確認するだけでなく、ロイヤルティが売上に連動する場合は、本部報告の売上と実際の売上に相違がないかという確認も行います。

 

フランチャイズ契約は通常5年以上です。初期投資を回収するのが2年から5年といったところですので、黒字が続いて投資回収できた後は本部指導を不要に感じるかもしれません。それでも、本部は監視のために指導員を派遣してきます。

フランチャイズは権利と義務です。指導員の定期的な指導を受けることができるのは権利でもあるし、義務でもあるのです。

 

あとがき

本日、3か月にわたってご指導をいただいていたセミナーが一つ終了します。そのセミナーでは、課題などが大変だった上、教わったことを実践できていない劣等生でした。ただ、少しずつ実行に移していこうと考えています。