店舗ビジネスを展開するときは、店舗前の通行量がとても重要です。
店舗の売り上げは通常は通行量に比例するからです。
複数の立地で成功パターンを作る
フランチャイズ本部を展開する企業様に対しては、「3店舗、2年間」の実績を有している方が良いとアドバイスさせていただいております。その理由は、1店舗成功しただけだと「ラッキーパンチ」である可能性があるからです。例えば、駅前立地であったとしても、2つの店舗が全く同じ条件ということはありません。おおむね似ていたとしても、駅の乗降車数、主婦が多いとか若者が多いとか条件は微妙に異なってきます。
フランチャイズは他の事業者に加盟してもらい、運営が軌道に乗るように指導して行かなくてはなりません。そのためにも、さまざまなパターンでの運営ノウハウを有している方が良いのです。
考えられる店舗立地
小型の店舗であれば、駅前やショッピングセンター内が考えられます。ショッピングセンターも駅ビルや郊外型があります。また、商店街の中、住宅地に隣接した地域、郊外のロードサイド型など様々なパターンがあります。店舗運営に大きな影響をもたらすのは、車での来店を想定するかどうかです。車でないと来られない地域だと駐車場が必要になり、どの位の広さの駐車場が必要になるかについてもノウハウが求められます。
また、店舗への来店を促す看板のデザイン、設置箇所についても本部のノウハウが求められる点です。物件によっては看板設置を厳しく制限する場合もあります。通行者が歩いていて気づきやすいのは袖看板(壁に対して垂直に設置)なのですが、割と禁止している物件が多いです。
ロードサイドは看板にお金がかかる場合がある。
車での来店を促す場合は、遠くから看板が見えていて、駐車場が分かりやすい方が良いです。郊外のロードサイドだと、視認性を競って様々な店舗の看板が露出されています。私が以前勤務していたときのフランチャイズでは、10メートルのポール看板を推奨していました。10メートルの高さに幅6〜8メートルの発光看板を出すので、重さが1トンくらい有りました。それを支えるポールの基礎を深く広く作りますので、かなりの工事になります。私がいたチェーンだと、看板の部材、工事などもろもろで1000万円くらいしていました。
複合型のショッピングセンターの場合はテナントが単独で看板設置することはありませんので、さまざまなロゴにならんで設置となります。集客自体はショッピングセンターがしてくれるので、自ら看板設置する負担はありません。
あとがき
台風が来ていて大雨の一日。外での仕事が入っていなくて良かった!自宅で仕事ができるのがフリーランスのメリットです。