士業として、地域に密着して活動する

一流のコンサルタントであるためには、オフィスは銀座や新宿など、「一流」の場所でなくてはならないという鉄則があります。ただ、自分の場合は中小企業診断士という公の役割を背負っています。改めて、地域密着の活動をしていこうと考えて書いてみました。

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※写真は下高井戸の八幡神社のお祭り風景です。

士業=コンサルタントなのか?

士業とは、私のような中小企業診断士、税理士、社会保険労務士など、国家試験に合格して国から認められた専門家です。そして、税理士や社会保険労務士には独占業務というものがあって、その業務は資格を持った専門家でないとできません。残念ながら、中小企業診断士には独占業務というものがないので、業務内容が分かりづらいものになってしまっています。

士業の本質は、資格ごとに定められた業務を提供できる専門家であることです。銀座や新宿でなくても会社は沢山ありますし、案件を作っていくことは可能です。ただ、士業として行っているサービスが過当競争になってきて、価格競争をさけるために、コンサルタントして自分をブランド化していく傾向はあります。ブランド化する過程で銀座などの地名を使う効果はあるでしょう。

 

地域の専門家として活動する

私はフランチャイズという専門分野がありますので、フランチャイズ本部構築という仕事についてはエリアは関係ありません。引き合いがあれば、東京でも関西でもやらせていただきます。

一方、中小企業診断士は地域の中小企業の経営をサポートするという役割もあります。具体的には、経営改善の計画作りと実行サポート、創業のサポート、事業承継と後継者教育などです。

私の場合は、独立してからフランチャイズを中心に仕事をしてきました。そして、案件を取る際にプロジェクトのメンバーとして支援することが多くありました。その場合は案件が終わったらプロジェクトとのつながりが薄れてしまいます。

今年に入って、地域の専門家として地場の会社をサポートしていきたいという気持ちが強くなりました。その為、経営改善計画の作成、事業承継、資金繰りのサポートなど、地域の中小企業に合わせたサービスを提供できるように、あちこちのセミナーに参加したり、先輩の先生とのつながりを作ったりという活動をしています。順調にいけば、今年の12月に経営革新等認定支援機関として登録され、地域企業の経営改善計画策定や資金繰りのサポートなど、地域に密着して活動したいと考えております。

地元・下高井戸には、「旭寿司」というお寿司屋さんが下高井戸発祥であることをブランドにしています。私も杉並の下高井戸という地名を大事に活動していきたいです。

 

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私、山下哲博は資金調達サポートとフランチャイズを専門分野とする小規模事業者のビジネスサポーターです。企業の成長戦略をサポートすることで、地域にビジネスの芽が定着できるようお手伝いしています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

本日は横浜で企業研修のお仕事をさせていただきます。自分の可能性を広げるためにお請けしたお仕事なのですが、今後はフランチャイズと地域の企業の成長支援に軸を絞って活動しようと改めて思いました。