繁閑の差をなくすには、自社で主導権を握ることが必要

先日、経営革新計画のお手伝いをした際、理由としては下請け仕事で繁忙期と閑散期ができるのが嫌だというのがありました。それは士業にも全く当てはまります。

士業の繁忙期と閑散期

中小企業診断士には割と繁忙期という考え方はありませんが、仕事によっては忙しい時期があります。例えば、補助金、役所の仕事などです。

補助金であれば、締切前は忙しいし、役所の仕事は年度末に集中します。その他、研修講師などでも、4月は新入社員研修などで忙しくなります。

そして、手続き系の士業であればもっと極端です。税理士さんは確定申告の時期は多忙を極めますし、社労士さんも7月くらいが年金事務所の手続きで忙しくなります。

 

特定の仕事が偏ると他の仕事が離れる

繁忙期は程度の差はあっても、仕事によっては発生してきます。自分も5月と7月には研修系の仕事があって、その時期は他の仕事を断ります。ちなみに、来年度(4月以降)はそれが他の仕事と調整付かずに、レギュラーでやっていた方の仕事がなくなりました。その分、他の仕事を入れるようにしますが。

その他も、自分で仕事のコントロールが効かない案件については、自分から遠ざかるようにしました。急に忙しくなったり、予定をすっぽかされたりするからです。それも、他の仕事で埋めるようにします。

 

繁忙期をなくすには

特定の仕事に偏っていると繁忙期は発生してしまいます。それをなくすには2つのことが考えられます。

・多くの仕事から売上を獲得する

・こちらが主導権を持つ

 

多くの売上案件を作る

多くの仕事から収入が取れると売上確保が楽になります。先ほどのレギュラーの仕事は普段は煩わしいのですが、仕事がない夏休み期間や4月早々などは本当にありがたい仕事でした。

 

こちらが主導権を持つ

ただ、理想は常に仕事のバックオーダーを抱えて、次の仕事が休み無く入る事です。製造業であれば、フェラーリが理想です。欲しい人が常に待っているという状態を作れれば、価格の設定も強気にいけますし、相手も待ってくれます。

 

自分も昨年12月から忙しい状況が続いて、4月にようやく身体が空きます。少しゆっくりして一層良い仕事をしようと思っています。

 

◆自己紹介

私、山下哲博は、経営革新等認定支援機関の登録をしているビジネスコンサルタント(中小企業診断士)です。

得意分野はフランチャイズの本部立ち上げですが、店舗ビジネスやスモールビジネスの成長をサポートすることでしたら、お役に立つことができます。

・創業時の創業計画、創業融資獲得

・店舗の収支改善、集客、多店舗展開・フランチャイズ

・資金調達のための事業計画、補助金確保、経営力向上計画、経営革新計画

特に得意なのはサービス業、リサイクルビジネスです。

このブログは情報発信のために不定期に書いています。

 

あとがき

昨日の雪で、義理の両親と食べるはずだった「ふぐ」のセットがおじゃんになり、妻と2人でたべきれないくらいのふぐ刺しを食べる羽目に。思わぬハプニングでした。