商社冬の時代というニュース〜旧態依然としたビジネスモデル

総合商社というと、凄いビジネスをやっているというイメージがありました。ただ、三井物産、三菱商事という日本を代表する商社が揃って赤字計上になったというニュースを見て、資源ビジネスに深く依存していることを知り、愕然としました。

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総合商社=資源ビジネス

ニュースによると、商社の売上の8割は資源関係が占めているようです。資源ビジネスは資金がないとできませんし、様々な利権を乗り越えて行かなくてはなりませんが、一旦利権を押さえたら既得権となってしばらくは利益を生んでくれます。また、資源がないと困ってしまいますので、価格に転嫁しやすいので、普通は儲かるビジネスだと思います。

 

資源ビジネスは「仕入れて売って」

資源ビジネスは利権を確保するのは大変ですが、結局は資源を仕入れて、必要としている所に流すビジネスです。利権を維持するのは大変でしょうが、何かの価値を産み出す仕事ではありません。そういった意味では、20世紀的なビジネスという見方もできます。

 

中小企業には革新が求められる

中小企業向けの経営計画や補助金の計画を書いていると、「経営革新」というフレーズがお約束のように付いて回ります。中小企業に求められるのは経営環境の変化に負けずに新しいことに取り組んで行く=「経営革新」という取組です。

資源ビジネスに依存して、資源価格低迷で赤字になりましたというのは経営体力のある会社だから許されることでしょう。もっとも、これまでは我が世の春を謳歌していたのですから、赤字になることで新しいことにも取り組んで行くのでしょう。

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私、山下哲博は店舗ビジネスの発展支援と資金調達サポートを強みとする、小規模事業者向けのビジネスコンサルタントです。

・補助金や事業計画のサポート

・売上増加につながるご支援

難しいことを分かりやすく、経営者の右腕になるべく帆走型のサポートを行っています。

最後までお読みいただきまして、ありがとうございました。

 

あとがき

明日からプロ野球開幕!ただ、不祥事が相次いで、少ししらけています。